雑誌『卓球界』

ネットで注文した雑誌『卓球界』が届いた。1950年の月刊誌だ。

まだ日本は世界選手権に参加しておらず、荻村伊智朗が高校一年生で卓球を始めようというころの雑誌だ。「50年の歴史ある日本の卓球は世界に通用するか」などと書いてある。それから今日まで58年経っているわけだから、この雑誌の時代は、1902年に日本に卓球が伝来してから今日までのだいたい中点ぐらいに位置するわけだ。この雑誌の向こうに残り半分の豊饒な歴史が横たわっていると思うと、なんとも感慨深い。

また、当時、全日本選手権を4連覇していた藤井則和選手が、大学の卒業試験で替え玉受験したことが発覚して除名された記事が載っている。さらに、タマス創業者の田舛彦介がまだ現役選手で、全日本選手権の混合ダブルスで優勝した記事もある。

それにしてもこの「連載卓球小説」はつまらない。