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コース取り

水谷と岸川は二人ともバックストレートかフォアクロスを中心にコース取りをしているだろう。これが右/左のダブルスの定石だ。こうしないとパートナーのフォアに鋭角に返されるので自分と重なってしまい不利になるのだ。パートナーのフォアサイドを切られないようにすることが最重要なのだ。

今 8-9

後半オーダー

さあ、後半はどうなるか。

ドイツはあと一点とればいいので、絶対のエース、ボルをシングルスに持ってくるだろう。となるとダブルスはオフチャロフ/ズース。日本は左と右の有利を生かして水谷/岸川だろう。

すなわち4番5番は
岸川-ボル
韓陽-ズース

となる。さあこれからだ。

水谷 6-7

ボルの卓球の外見的特長は、足を股がさけるくらい広げているところだ。できるだけ多くのボールをフォアで打ちたいのだが、なるべく足を動かしたくない。重心移動だけでバック側のボールを打ちたいから足を広げているのだ。どうして足を動かしたくないか。疲れるからではない。早く戻りたいからだ。卓球のボールはどんなに良いボールを打っても常に返される可能性がある。コートが狭いからだ。だから卓球選手はどんなボールを打つときでも絶対に戻る。それも無条件で戻る。そうじゃないと次のボールに間に合わないからだ。だから相手がミスをしても、自分の打ったボールがノータッチで抜けたときでさえ、打球直後に戻るのだ。ボルはその戻りを最速でしたいために膝関節を酷使し、大また開きをしているのだ。

取られた 4-11

途中から一気にもっていかれた。
こらが世界ランク6位の力か。いや、まだまだこれからだ。水谷は底知れない力を秘めているはずだ。

ゲームカウント1-2

3ゲームめ 4-8 劣勢だ

ボルの卓球は精緻を極めたものだが、一方水谷は実はワルドナーに似たボールタッチの天才と言われ、世界がうらやむ逸材だ。

水谷にも韓国や中国のように途方もなく速いボールはない。あくまでやわらかいタッチで相手の裏をかくとか、どんなボールにも反応できるとかそういう卓球だ。