校長先生の学生証

実家にあずけておいた思い出のガラクタ箱を久しぶりに見たら、いろいろなものが出てきた。

その中に、高校生のときに作った校長先生の学生証があった。友人が0.3mmだか0.1mmだかの極細ボールペンを買ったというので、そのあまりの細さに感激し、学生証を偽造することを思い立ったのだった。

学校の印の部分は描けそうになかったので、消しゴムを彫って印を作って押したのだった。ここまで凝っているのに紙はノートの切れ端である。

今にして思えば、極細ボールペンからどうして偽造になるのかわからないが、ともかく当時はそう考えたのだ。この後、五百円札も偽造したが知人にあげてしまった。

マッカーサー元帥コース

どこがマッカーサーなのかはまったくわからなかったが、料理はどれも美味しく、雰囲気もとてもよかった。

途中で、不愉快なトランペットの音が店内に響き分かって会話の邪魔になったが、よく見るとこの店はジャズレストランであり、生演奏が自慢の店であった。

店を出るとすっかり暗くなっていて、店の灯りが綺麗だった。

マッカーサー元帥サラダ

また厚木に出張に来ていて、今晩は同僚とちょっと珍しい店で夕食を採った。

その名も「マッカーサー・ガレージ」と言い、大東亜戦争敗戦後に日本を統治したアメリカ軍の元帥にちなんだ店だ。店の外にはでかでかとマッカーサー様の絵が描いてあり、店内には、マッカーサーが乗っていた本物の自動車が置いてある。

メニューには「マッカーサー元帥サラダ」とか「マッカーサー風ピザ」とか、あちこちにマッカーサーの名を冠した料理名が書いてある。どこが普通の料理と違うのか、見ただけではまったく分からないのが痛いところだが・・・

ホルモン焼き「つなみや」

最寄の駅の近くにあって、以前から見るたびに気になっていた店がある。その名も「つなみや」である。

ほんの数百メートルぐらい近くまで水が来たところにある店で、震災前からこの名前なのだ。震災後に初めてこの店を見た人は「不謹慎だ」と誤解する人もいるのではないだろうか。さらに不謹慎な単語がメニューに載っていないことを祈るばかりだ。

卓球イベントの慰労会

金曜には、先日の屋外卓球イベントの慰労会をやった。

仙台の中心部はなにもかもがすっかり震災前の状態に戻っていて、以前と変わらない飲み会ができるようになったのが嬉しい。

卓球の飲み会だけあり、話題の半分ほどは卓球のことであった。小室がサービスの出し方の発見を披露しながら、メニューをラケット代りに振って岩井さんの頭を何度もこづいたかと思えば、岩井さんが卓球の動画が入ったウォークマンを披露した。酔った頭でワルドナーの神業や、パリ大会のシュラガーを見るのは至福だった。

寂しい飲み屋街

水曜に、職場の飲み会があった。会社ではまだ津波からの復興作業をやっているのだが、他の工場からの応援が来ていて、その人たちの労をねぎらう飲み会だ。

職場の近くの飲み屋街で飲んだのだが、その通りで再開しているのは1店だけであり、以前、通りの両側にあった色とりどりの灯りが見られないのが寂しかった。2メートル近くも冠水したのだから仕方がない。

奇妙な夢2

先の夢は昨日のだが、今朝も奇妙な夢を見た。

献血をしたときに糖尿病になりかかってていると忠告を受けて以来、糖分や食事量には気をつけているのだが、その後、検査をしていないので進行が止まっているのかどうかわからない。

それで、糖尿病の検査をした夢を見た。結果は、糖尿病は問題ないのだが、PSAが1200万だというのだ!PSAとは前立腺がんの指標で、4~10だと前立腺がんである可能性が25%、PSAが10以上だと50%だといわれているものだ。実は私はこれも以前から高く、6~7ぐらいであり、前立腺がんの検査を2回ほど受けている。そのPSAが1200万だというのだ!10でもがんの確率が50%なのに、それが1200万!癌である確率はいったいどれほどなのだろうか。そもそもそんな数値が出うる測定なのだろうか。

「前立腺がんなんでしょうか?」と聞くと医者はその質問には答えず、「すぐに治療をしないといけない」の一点張りだ。何の自覚症状もなかったが私はやっぱりレーティングを入れられずにここで死ぬのかとまた思った。

医者の治療はなんとも恐ろしいものだった。尿道を広げてそこにミミズみたいな生き物を3匹入れるのだ。そしてしばらく待つと吐き気がしてきて、食道を上がってきたミミズを口から指で引っ張り出すのだ。これが治療だという。引っ張り出したミミズは、私の体の中で治療の仕事をしたものらしく、硬く灰色になって死んでいる。「尿道をいくら遡ったってせいぜい腎臓で止まるはずで、食道まで来られる道はないはずだ」と思うが、また吐き気がしてきてもう一匹をつまみ出す。3匹目は出てこなかった。

また医者に「これはシリアスな病気なのですか?」となぜかシリアスだけ英語で聞くと、医者は「あ?いや、全然。なんでもないんですよ。」と笑った。

目が覚めて、死なずに済んで心底ほっとした後で、PSAが1200万で人の尿道にミミズまで入れておいて「なんでもない」とはどういうことよ、と可笑しくてしかたがなかった。

奇妙な夢

いやにリアルな奇妙な夢を見た。

世界選手権の男子団体の決勝を観戦しているのだが、それがユーゴ対韓国なのだ。
「中国はどこで負けたのだろう?最近では中国が優勝しなかった世界選手権はないはずだから、これはいったいいつの世界選手権だ?」と思った。今観戦しているのに、なぜか過去の世界選手権の記録と照合しているのがおかしいが、そこが夢の浅はかさである。

途中からフェンス際まで観客を入れることになったので、みんながどっと押し寄せた。私は最前列で試合を見ることになった。コートにいるのはなぜかスマップの中居。ところが中居は、プレーをする前に観客席にいた自分のマネージャーを責めはじめた。「お前がちゃんとしてないから俺は上手く卓球が出来ないんだ」とかなんとか言うのだ。それを聞いていて腹が立った私は「人のせいにするな!」と叫び、観客の同意を得た。

公衆の面前で人を非難したことに決まり悪さを感じた私は、試合後に中居と話しに学校の職員室へ行く。中居はなぜか高校教師だったのだ!職員室に行くと、中居が先の世界選手権について「観客に卓球をわかってない素人がいて、マネージャーとのかけあいの芸をだいなしにされましてねえ。」としみじみと語った。そうか、あれは観客を喜ばせるための芸だったのかと自分の不明を恥じる私。しかも私は卓球をわかってない素人だっとは。

私は中居に謝罪をした。中居は「教育っていうのはそういうもんでしょう」なんて目を細めている(この時点で中居は全然中居の顔ではなくヒゲ面に眼鏡をかけたオヤジになっている)。

以上が夢の内容だ。
精神分析医はこの夢から私の潜在意識をどのように判定してくれるだろうか。

ファンレター

卓球王国のアンケートはがきに、私の連載である『奇天烈逆も~ション』についてコメントが書いてあると、そのつど編集部が私にコピーを送ってくれるのだが、4月号のアンケートハガキに面白いのがあった。

以下にその文面を紹介しよう。

”奇天烈逆も~ション”の中にあった、一流選手の球を出せるマシンがあったらいいな、と私も思ってました。
私だったら、リ・グンサンのカット、粒アタック、金擇洙のパワードライブ、蔡振華のアンチ、ワルドナーのサーブ、劉国梁のサーブ、ロスコフのバックドライブ、孔令輝のストップ、王涛のバックブロックミート、鄧亜秤の粒アタック、朴英順のミートetc..をつけてほしいですね!
(PN. 和製ジーコ 卓球歴3年 中学生 15歳 女性)

ふふ、ふざけるなっ!こんな女子中学生がいるかーっ!

「暇つぶし」

出張の帰りに東京駅で、以前から気になっていた駅弁を買って食べた。

「ひまつぶし」とはいったいどういう弁当なのかと思っていたら、実は「ひつまぶし」だった。どちらにしても意味は分からないが。

原材料の欄を見ると、添加物がぎっしりと書かれていて好感が持てた。無添加だの手間ひまかけただのと強調されるより、よほど潔い。保存料でも着色料でもバンバン入れて欲しいものだ(これはちょっと入れすぎの感もあるが)。もちろん美味しかった。私はだいたい何でも美味しいのだけど。

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