私の卓球王国での連載の担当編集者は、野中陽子さんという。原稿もイラストもメールで送っているので、顔を合わせることはほとんどなく、イベントなどで年に1,2回お会いする程度である。
一昨年の全日本マスターズで山口に行ったのだが、野中さんが一人で取材に来ていた。か細い体で重いカメラを何個もぶら下げていて大変そうである。卓球王国は厳しい。せっかくなので、知人と一緒に夕食をご一緒した。
野中さんからは遅い時間にメールが来ることも多いので「若い女性があんな時間まで大変ですね」と労をねぎらった。野中さんは「いえいえ、私の担当はオチャラケの企画ばかりですから」と謙遜をした。「そうですか、オチャラケばかりなんですか。そうですか。オチャラケっていうと、どんなのがありましたっけ?『解体新書』とか『愛ちゃんの絵日記』とかですかね・・・・って、俺のかよ!」と言うと野中さんは「あ、そういう意味じゃないんです」とものすごくあわてて取り繕った。
いいんですよ野中さん。オチャラケで問題ないのです。
山口での楽しい思い出である(試合のことは思い出さないようにしている)。
*ブログを読んだ小室からメールが来た。
「台所で換気扇がありますので、焼肉は決まって卓球台の上でやります。自分の家の卓球台の上での食事は、味も気分も最高です。」
だそうである。完全に手遅れのようである。