野菜作り

先日、以前ドーサンに赴任していた人が出張に来たのだが、ドーサンに住んでいたときに、庭に畑を作って野菜を植えた話を聞いた。

私は農家の生まれだが、畑や田にはまったく興味がなかったのだが、彼の話を聞いているうちに、なんとなくやってみたくなった。

そこで、庭の一部を畑にしようと考えた。まさか表側に作るわけにはいかない。芝生を3週間刈らないだけで住宅会社から「見栄えが悪い」と苦情が来るのに、そこに大根だの茄子を植えるなどもってのほかだ。

そこで、裏庭に作ることにした。芝生の一部を畑にするのは、家を売るときに支障がありそうなので、芝生の外側の藪を耕すことにした。土地の境界がはっきりしないが、少しぐらいかまうまい。

子供たちを足手まといにしながら、スコップやのこぎりを使って藪を整地しようとしたが、中に途方もない太い根が張っている。考えてみると、すぐ近くに直径1m近い木が生えているのだ。そのすぐ近くに畑を作ろうなど、プロから見れば愚の骨頂である。しかし、これは半分遊びのようなものなので、少しぐらい育ちが悪くても構わないし、どっちみちここしか可能な場所がないのだからと、木の根はそのままにして大根の種を蒔いてやった(すでに生えているのは子供が学校の宿題で植えたキャベツだ)。

この後どうなるか、今から楽しみだ。