コットン・キャンディー

スーパーマーケットの駐車場に出店が出ていた。Shaved Iceがカキ氷で、Cotton Candyは綿菓子だ。そのまんまだ。他にもFunnel CakeやLemonadeなどがあるようだ。

Lemonadeといえば、日本のラムネはこのLemonadeが訛ったものだ。Lemonadeというつづりを先に見れば「レモネード」と言いたくなるが、音だけ聞けば「ラムネ」としか聞こえなかったと言うわけだ。

似たような外来語は無数にある。ミシンはSawing MachineのMachineの訛ったものだし(つまりマシンなのだ)、小麦粉を指すメリケン粉はAmerican Flourだ。ゴムとガムはgumという同じ単語だし、トラックとトロッコも同じtruckだ。導入した日本人が、聞いたか読んだかの違いなのだ。もっと極端なケースでは、ヘボン式ローマ字を考案したヘボン神父のヘボンと、映画女優オードリー・ヘップバーンのヘップバーンは同じHepburnだ。

久しぶりに卓球のことを書く。90年代に、衛星放送でオリンピックの卓球の試合結果を放送したことがあった。そこでアナウンサーは「スウェーデンのイエルゲン・ペシェンは・・」と言った。一瞬、誰だろうと思ったのだが、次の瞬間、これがヨルゲン・パーソンのことだと分かり、可笑しいより腹が立ったことを思い出す。イエルゲン・ペシェン、人生でただ一度だけ聞いた単語だが、生涯忘れることはないだろう。