車に乗っていると、タイヤの空気圧が不足しているという警告マークが出たので、近くのガソリンスタンドでチェックをしてみた。
ここいらでは、ガソリンスタンドは基本的にセルフサービスで、給油も空気圧も自分でやることになる。
空気圧のところに行って書いてあることを読むと、まずノズルをタイヤの給気穴にあてて空気圧をチェックし、足りなければ75セントを入れて空気を入れろとある。しかし、みたところどこにも空気圧を表示しそうなメーターがない。まさか指で押すわけでもあるまいし、いったいどうやって空気圧を知るのだろうかと思ったが、「やってみればわかるんだろ」と思ってとにかくノズルをタイヤの給気穴に当てた。すると、ノズルと二股に分かれた棒の先からぴょろりとメモリのついた棒が飛び出したではないか。わたしは「あっ」と声を上げた。
車が好きな人にとっては当たり前のことなんだろうが、私はこの新しい発見にすっかり嬉しくなったのだった。