英語の話

久しぶりに英語のウンチクを。

仕事の会議などで、日本人はよく物事の評価として○△×を使うが、もちろんこれはアメリカ人には通じない。初めてこれを見せたとき「そのサークルとトライアングルとクロスは何だ?」と聞かれたものだ。私の働いている会社は日本の会社なので、アメリカ人はみんな分かって自ら使っているが、もともとは「○が良い意味だ」などという考えはアメリカ人にはない。なんとなく人類共通の認識のように感じていたので新鮮な驚きだった。

最近では、仕事の成果を表すのに太陽、曇り、雨の絵を書くことがあるが、おそらくアフリカの砂漠では太陽などちっとも良い意味ではないだろう。

日本人はよく「二重」の意味のダブルをWと書くが(W洗浄効果!とかWチャンス!なんてよく見ますね)、これは英語圏では通じない。ダブルはDoubleだからだ。我々にとっては音が似ていることと、Wという字に谷が二つあることも手伝って、二重という意味に理解しやすいが、違うのだ。何年か前に、アメリカ人にこれを言ったら「初めて聞いたがとても面白い。便利かもしれない。」と賛意を表していた。和製英語の方がいい点もあるのだ(通じないことを除けばだが)。

英語では日付の書き方をやみくもに日本と逆にすればいいと思い込んでいる人がいるが、それも違う。同じ英語圏でもアメリカとイギリスでは違うのだ。以下、あるサイトの引用だ。

「日付の書き方には英国式、米国式、米国国防総省方式などがあり、以下に示すようにそれぞれ多少、書き方が違っている。
10th August, 19– 英国標準方式
August 10, 19– 米国標準方式
10 August 19– 米国国防総省推奨方式
米国式の日付表記法では、April 11, 1996 のように数字が続くために、場合によっては誤読の可能性がある。そのため、最近では inverted date と呼ばれる方式を採用する企業が増えている。これは米国防総省などでも採用されている方式で、日付を day, month, year (英国式に同じ。ただし、-st, -nd, -rd, -th などの序数語尾は加えない)の順に書き、monthとyear の間にはカンマを加えないのを特徴とする。
通常のビジネスレターでは Aug. のような省略形は使わず、Augustときちんとスペルアウトするが、米国防総省では10 Aug 96 のような略式表記も認めている。この場合、年号は末尾2桁を残し、月はそれぞれ次のように最初の3文字を使う。省略を示すピリオドは加えない。
Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec」

カンマを入れるとか入れないとか、いやに厳密だ。

しかし私のまわりのアメリカ人は全然気にする様子はない。この辺りで最もポピュラーな書き方は、2008年9月29日なら9-29-08だ。話すときなど、9月29日のことを平気で「ナイン・トエンティナイン」などと言う。わざわざ「セプテンバー」などと言うのがバカらしくなる。

月のことを数字ではなくて言葉で言うのは覚えるのが面倒だが、それは日本人が曜日や季節を数字で言わないのと同じく、彼らにとっては自然なことなのだろう。日本でも水無月などと言っていたことだし。