年別アーカイブ: 2008

郭躍2-4王楠

王楠が決勝へ。なんという強さだ王楠。

味方としては頼もしいが、敵にしてこれほど恐ろしいチームメートもいないだろう。

いかに百戦練磨、中国の至宝といえど、引退間際のベテラン選手に負けた、現世界チャンピオンの郭躍、どれほど悔しいだろう。

これで決勝は王楠-張怡寧に決まった。これまで何度も世界選手権の決勝を争ってきた二人だ。そのほとんどで王楠が勝っているが、今回はどうだろう。

郭躍2-3王楠

王楠の粘りに、郭躍、フォアのミスが多く取られた。

郭躍がサーブのときに顔がアップになったが、汗がボタボタと落ちていた。王楠の粘りにかなりまいっているようだ。術中にはまったか。

郭躍2-2王楠

再接続したら見られるようになった。

王楠、中盤からバック側を回り込むようになって取り返した。

女子の試合のもっとも簡単に分かる戦術変化は、バック対バックからどちらが先にフォアで回りこむか、どちらが先に相手のフォアをつくかといったことだ。

女子シングルス準決勝 第2試合 王楠-郭躍

女子準決勝のもうひとつの試合は、現世界チャンピオン郭躍対、中国の至宝、王楠だ。王楠は90年代後半から現在まで、すべてのタイトルを手にしたスーパースターだ。今回の試合で引退することが決まっている。

1ゲームは王楠2-11郭躍で、郭躍がとった。

サービスの回転

リ・ジャウェイのバックサーブのアップがスローで再生されたとき、ボールのマークが見えて、横下回転をしているのがはっきり見えた。こんな試合映像は初めてだ。アップでスロー再生をするなら、選手が止まっているサービスに限る。

ラリー中のボールや選手をアップで追った映像をスロー再生するなんてバカなことはやめてもらいたい。

張怡寧3-1リ・ジャウェイ

11-8で張怡寧。

張怡寧はほとんど攻撃をせず、リ・ジャウェイのミスでだけ得点している。もっとも常にリ・ジャウェイの攻撃が早すぎて、したくてもできないのかもしれない。

そもそも、リ・ジャウェイの表ソフトのスマッシュを2本も3本も止めてラリーを続けることが異常なのだが。

張怡寧2-1リ・ジャウェイ

中盤までリードしていたが張怡寧の丁寧なプレーで12-10で取った。

リ・ジャウェイのレシーブのブツ切りストップが素晴らしい。ギリギリ台から出るやつは張怡寧がループで持ち上げたところをスマッシュしたり、ときには切れていて張怡寧がネットにかけることが二度もあった。