女子の人気選手の影響か、全日本選手権への注目度が例年にも増して高いようで、このブログの昨日のアクセスも普段の2倍の530件にもなった。そんな中で愚劣な自主制作映画のことを書いているわけにもいかないので、卓球のことも書いてみる。
斉藤清が全日本通算100勝を上げたということで、その試合をYoutubeで見た。全日本選手権というのは、本戦に出るだけでも大変なことで、出られる人たちというのは小さい頃から卓球づけで地元では天才と言われ、ほとんど卓球で生活しているような人種たちだ。日本の卓球の競技登録人口は30万人だが、私のような登録していない競技人口を含めれば1000万人いるといわれている。その中で全日本の本戦に出られるのは男女それぞれ250人くらいだから、その割合は2万人にひとりだ。
そういう事情をよく知らない人は「たった100回勝つことがそんなに大変なのか」と思うかもしれない。しかし、全日本はトーナメントだから、一回の大会で優勝しても試合数は6回(シードから出場する場合)であることを考えると、合計で100回勝つということがどういうことなのか分かってもらえるのではないだろうか。10年連続優勝しても60勝にしかならないのだ。
斉藤清がいかに突出した選手であるかがわかるだろう。