Youtubeで面白い人を発見した。すでに、ある世界では有名な人のようなので、今さら、と思う人もいるかもしれない。
東京都知事選に立候補した、外山恒一(とやまこういち)という人だ。
とにかく面白いのでその政権放送を聞いて欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=l2C9lv5t0yQ
都知事選の候補演説で政府転覆を訴えるというところが凄い。自分たちを少数派だと称し、「選挙なんか我々少数派にとっては何の意味もない。所詮、多数派のお祭りに過ぎない。多数決なんだから多数派が勝つに決まってる」となかなか面白いことを言う。最後に、「もし私が当選したら、奴らはビビる!・・・私もビビる」と締めくくっている。
別の映像をいろいろと見ると、普段の外山はこの演説とは違って極めて温厚でユーモアのわかる人だ。そしてこの演説を持ちネタにしており、街頭で一字一句違わない演説をしてみせて客を喜ばせたり不安がらせたりしている。このパフォーマンスは、途中で興奮して声が裏返るところまで演出で、何度も練習したのだという。
さて、ここまで書くと、この人は悪ふざけのすぎるコメディアンなのかと思うだろうが、さらに凄いのは、実はこの人、主張そのものは完全に本気のようなのだ。ここが恐ろしいところだ。面白い人だと思ってうっかり投票しようものなら、どうなるかわからない人なのだ。
外山恒一、この名前を覚えていても損はないだろう。