doとdoes

先日、飲み会でビートルズの「涙の乗車券」を歌ったときに、ふと気がついたことがある。歌詞の最後にshe don’t careというフレーズがあるのだ。sheなのにどうしてdoesn’tではなくてdon’tなのだろうか。ボブに聞いてみると「別に意味はない。don’tの方が言いやすいからだ」と言った。アメリカ人にとっても、ときとしてdoとdoesの使い分けは面倒なことなのだという。

これは朗報だ。私は普段の会話で、いちいちdoとdoesの使い分けを気にして、間違うと言い直したりしていたが、わざわざ言い直すほどのことではなかったのだ。

また、ときどき気になるのが、なんでもかんでもmeということだ。Iというべき場合でもmeという人がいるような気がするので、私はつとめてIの方がふさわしいと思えるときにはIと言っている。それで、たまたま別の目的でhypercorrectionという単語を辞書で引く機会があったのだが、なんとそこには

hypercorrection
名U[言]過剰修正《意識過剰からくる発音や語法の誤り:between you and meをbetween you and Iとするなど;cf.than前用例》.

とあるではないか。あわわ、俺じゃないかこれは!