凝り性というわけではないのだろうが、ジュンの他にもう一人、こだわりの靴を履いているハッシーという人がいる。ハッシーといってもアメリカ人やイラン人ではない。そういうあだ名の日本人の同僚である(苗字の見当がついたことと思う)。
このハッシーの靴、ポイントは中敷で、型をとって足に完全にフィットしているのだそうだ。そのため、靴本体は2万円ぐらいだが、中敷だけで1万5千円ほどだという。これがとても素晴らしく、靴を履いている気がしないし、靴底も片減りがしなくなり、姿勢もよくなり、それどころか革靴なのに「走れちゃう」んだそうだ(本当だろうか)。それほど素晴らしい靴ならぜひとも私も作ってみたい。
話を聞いていて、てっきり老舗の靴メーカー製だと思っていたら意外にもスポーツ用品のミズノ製だという。どうりで走れるわけだ。
ちなみにハッシーは人並みはずれて足が小さいため、ジュンと比べるとジュンの靴がバケモノのようである。先っぽが空洞なのだから当然だ。
ハッシーは、今日からホノルルマラソンに参加するためにハワイに旅発ったが、さすがにちゃんとランニング用シューズを用意していったようである。