ある雑誌の記事

編集部の柳澤さんから、面白い雑誌の記事が送られてきた。

記事が載っていたのはWEDGEという雑誌で、かなり堅い雑誌のようである。このマンガも地球温暖化についてのものだが、当然、我々の興味はそんなとろにはない。柳澤さんも電車の広告でこのイラストを見て、このためだけにこの雑誌を買ったという。卓球マニアの模範的行動だ。ぜひとも見習いたい。

さっそく、この卓球のイラストに秘められた背景を探ってみた。

まず、手前の選手はあまりに顔が似てなくて誰だかわからないが、状況からして鳩山総理大臣だろう。背中にはYasuko Houseとあるが、これは鳩山の母親である安子と、平野や石川が所属しているMiki Houseのパロディだ(別に可笑しくもなんともないが)。また、敵のオバマと思われる選手が左手で打っているが、調べてみるとちゃんとオバマは左利きだった。

感心するのは、みんな正しいグリップをしていることだ。普通、こういうイラストだと、フォームはちゃんとしていても、指がデタラメなことがよくあるのだが、これはすべてまともである。いや、まともどころか、後のインド人のグリップは、なんと一本差しである。フォームもよく見ると、伝説の人・長谷川信彦ではないか!このイラストレーター、どういう本を参考にしたのだろうか。まったく楽しい。しかし長谷川は右利きなのにこのイラストは左利きだ。インドの大統領が左利きか何かで左右反転させてトレースしたのだろうか。左利きの一本差しなど、歴史上、いなかったはずだが(なにしろ一本差し自体が一人しかいないんだから)。

なお、ネットの下端まで白くなっているのはご愛嬌だ。