今日は私のおごりだ

私は冗談が好きで、よく息子たちにも冗談を言うのだが、ほとんど笑ってはもらえない。息子たちとはどうも笑いのツボが違うようなのだ。もしかして冗談だと分ってないのかもしれないと思って、どこが冗談で、どう面白いのかを解説したりするのだが、大抵は「それは分ってるけど別に面白くない」と言われる。

一方で、息子たちの冗談は私にはこれまたひとつも面白くない。だいたいがただ下品だったり、危険なだけだったりして、気持ちは分るが面白くはない。

このように、冗談については相容れないものがあるのだが、先日、初めて息子の冗談を面白いと思った。それは学校でやっているおふざけの紹介で、便所で小便をしている友達の肩をたたきながら「はーっはっは、今日は私のおごりだ。ジャンジャン出しなさい。」と言うのだそうだ(もちろん日本人の友達に)。これは可笑しかった。思いつきそうでなかなか思いつかないと思う。こんなことをいつでもすぐに言えるようなら、それを活かした職業につけると思うのだが、その他のネタを聞くと、絶望的である。