アメリカン・ジョーク

向かいの席のグレッグが、面白いジョークを印刷して私によこした。
以下に訳してみる。

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ある男がコンビニにいると、とても風変わりな葬列が近くの墓地に向かっているのが見えたので、コーヒーと新聞を持ったまま慌てて店の外に飛び出した。

その葬列は、先頭に長い黒塗りの霊柩車が走っていて、その後にもう一台の霊柩車、その後に犬にヒモをつけて連れた男が歩いていて、さらにその男の後に200人もの男たちが一列に並んで歩いていた。

男は好奇心を抑えられず、犬を連れている男に丁重に近づいて聞いた。
「この度はご愁傷様です。こんなときにお伺いするのは大変失礼なのですが、こんな葬列は見たことがありません。これはいったいどなた様の葬式なんでしょう。」

「私の妻のです」男は答えた。
「何があったんです?」
「この犬が妻を襲って死なせてしまったのです」
「それじゃ、もうひとつの棺はどなたので?」
「義理の母親のです。妻を助けようとしたのですが、彼女もこの犬に襲われて死んでしまいました」

二人の男の間にある種の共感と感動、そして一瞬の沈黙があった。

「その犬、貸していただけます?」
「列にお並びなさい」