シェークグリップのコツ

今度はグリップ談義だ。年末のヒマなときに一日家で好きなことを書くのは楽しい。よく年末は忙しいと聞くが、私は年賀状も出さないし大掃除もしないのでヒマであり、大変に楽しい。

今回の話は、シェークハンドのグリップの話だが、もともとシェークだった人には関係がなくて、ペンホルダーからシェークハンドに転向した人にだけ当てはまる話だ。私は約20年前にペンからシェークに転向したとき、とても多くの発見があったのだ。

重要なことが2つある。ひとつは、前腕に対する面の角度だ。ご覧のように、ペンは親指と人差し指の作る面がラケット面になる(写真左)のに対して、シェークは手のひらの面がラケット面になるので90度ズレているのだ。だからもしペンのときの前腕のままシェークを持つと、当然ラケット面は真下を向いてしまう(写真中央)。だから前腕を90度ひねらないといけないのだが、長年ペンをやっていた人が急にシェークに持ち返るとこの前腕の角度になじみがないため、手のひらの中でラケットを回して無理やりペンのときに近い前腕のままボールを打ちがちなのだ。

つまり、右の写真のように、ブレードの端が人差し指の方に寄った、いわゆる「バックハンドグリップ」になるのだ。