今日はどうしてもラーメンを食べたかったので、家には夕食を断ってひとりで会社帰りにラーメン屋に寄って食べてきた。
例によって、やたらと手作りだの無添加だのに気が違ったようにこだわっているよくあるタイプの店だ。
無添加といえば、小さい頃から疑問に思っていたことがある。それは、いったい何が添加されていないのを無添加というのかということだ。食品である以上、砂糖や塩が入っているのはよくあることだが、それらが入っていても「無添加」として堂々と売っている。後で知ったところによると、添加物というのは防腐剤とか合成着色料とかのある特定の目的の物が入っているかどうかだけを言うのだという。だから体に悪くてもそれらに分類されるものでなければ入っていても「無添加」なのだ。なんだか釈然としない。
無添加とか添加とか体に良い悪いとは何の関係もない。ただそれを知らない無知蒙昧の一般大衆に訴求するために宣伝しているに過ぎない。
ラーメン屋に話を戻す。店員が注文をとりに来たので、味噌ラーメンを頼んだ。「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」と不愉快な過去形で聞かれるのが嫌なので「味噌ラーメンお願いします。以上です。」と、ことさらにはっきりと言ったのだが、この店員は、注文をメモし終わると「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」と言いやがった。よろしいに決まっているではないか。いったい何を聞いているのだろうか。
幸いにもラーメンは美味しかった。食べ終わってレジに伝票を持って行き、余計な会話をしなくてよいように、伝票に1000円札を重ねて「お願いします」とレジに出すと、「1000円からでよろしかったでしょうか」と聞かれた。よろしいに決まってるではないか。こっちはそう聞かれたくないから誤解の余地がないように伝票といっしょに札を出しているのだ。注文をとった店員と同じヤツである。まったくなんという強者だろうか。
今日は2連敗だ。