被災2

夕方、近くの製油所が爆発音を立てながら燃え出した。信じられない光景で恐怖に身がすくんだ。爆発音は一晩中断続的に続いた。

他にも町の3ヶ所から火の手が上がり、逃げ出したいが逃げ出せない状況になった。そもそも、逃げるところがあるのかどうかも分からない。

ともかく、地震と津波に関しては比較的新しく大きな今いるビルより安全なところはないと自分に言い聞かせ、机の下に入って一夜を過ごした。途中、どこかから煎餅が支給されて数枚食べたが、緊張で食欲はなく、万が一のときの体力維持のために喉を通した。

このときキャラメルを2個確保し、何日か後にここを脱出して、15kmほどある妻の実家に歩いて向かうときのエネルギー源として取っておこうと決めた(結局その前に食べたが)。