ありがたいことに、シチズン卓球部の方々が私の記事を読んでくれていてファンだという。
そこで今野編集長が会食を設定してくれて、焼き肉をごちそうになった。私のファンだというのもおだてではなく、ちゃんと記事の内容を覚えていて、そらんじてくれたのには感激した。ここまで読み込んでくれる人は普通の卓球オタクでも少ない。卓球の一流選手が急に身近に感じられた。
彼らと会うにあたって私が興味があったのは、卓球の一流選手たちの運動神経だ。普通の中学校だと、卓球部に入る人は運動が苦手な人が多いのは周知のことだ。
卓球の一流選手もよくインタビューで自分の運動神経が悪いと話す人がいるが、どこまでが謙遜なのかよくわからず、本当のところはどうなのか興味があったのだ。卓球の一流選手とは、中学校の卓球部にいる運動音痴の親玉に過ぎないのか、それともどのスポーツをやっても一流になるような人がたまたま卓球を選んでいるのかだ。
この点に着目して、焼き肉を食いたくて流行る彼らの箸を止めてしつこく問いただしたところ、以下のような情報が得られた。
並木くん:運動神経抜群。ボーリングの最高スコア177。
森田くん:運動神経超抜群。卓球も運動神経だけでやってるくらい。ボーリングの最高スコア230。
田中くん:運動神経抜群。ボーリングの最高スコア233。
久保田くん:走るのは平均以下、跳躍力もなし。ボーリングの最高スコア145。学校の体育の成績は2か3。しかし異常なほど巧緻性に長け、ビリヤードは得意、ダーツでは3回連続真中に入れたことがあるほど。
予想通りの結果だった。運動神経が抜群に良いか、またはそれをカバーするほど異常な巧緻性を持っていたのだ。そのどちらでも強くなれるところが卓球の面白いところだ。
ちなみに、運動神経と巧緻性と体力のすべてが最高レベルにあったのがワルドナーだ。強いわけだ。
並木くんはブログも書いていて、会食のこともさっそく書かれている。
http://nblog.mrsc.jp/cat/12/
私がとんでもなくマヌケに映っているが、面白いので良しとしよう。それにしても、焼き肉のよだれかけがついたままだとは思わなかった。一応、フォア側のチキータをやっているところだが、なぜ私が一流選手の前でそんなマネをする必要があったのかはどうしても思い出せない。