えらい中学生

仕事でマーケティング関係の講演会に参加した。

男子中学生のリアルな消費傾向をつかむという調査だという。なぜ男子中学生かといえば、この世代に対する市場調査というのは意外と行われておらず、貴重なものだという。現在の中学生は生まれてこの方ずっと不況の時代に生きているとか、親がバブル世代だとか、そういった背景を含めて彼らの消費傾向の実態を調査したという、なかなか面白い講演会だった。

講演では、その中から一例として、ある男子中学生の例を紹介していた。その中にブランド意識の調査という項目があったのだが、驚くべき結果が発表された。「好きなブランドは?」という質問に対して、なんと「バタフライ」と答えていたのだ。

なんと気の利いたガキではないか。私は思わず「おお」と叫んだ(もちろん心の中で)が、発表者が「卓球のブランドらしいです」と言うと700人の聴講者たちから失笑がわき起こった。何がおかしいコラ!(無理もないが)

ともかく、偉い中学生もいたものである。偉い。偉いぞ。