お次は腕時計。曜日の表示がなぜか英語とアラビア語だそうだ。よ、読めない・・・。
確かに貴重だろうが、貴重ならいいってもんじゃないだろう。
便利グッズ満載のこの商品カタログでなぜにこれほど不便なものが誇らしげに売られているのか謎だ。
月別アーカイブ: 10月 2012
山田さん
コタツづくし
妙な夢
昨夜、妙にリアルな夢を見た。
本誌編集長である今野さんが、卓球王国を辞めて別のビジネスをするという。
それがなんと山登りだというのだ。山登りをする人は沢山いるので、うまくやればきっとビジネスになるとかなんとか言っている。私は山登りは興味がないので「なんかついていけないなあ、でも儲かるならついていってもいいかなあ」などと思ったのだった。この夢は何を象徴しているのだろうか。
もしかすると、先日、このブログで今野さんの写真を見た友人から、「一発当てようとしているような顔してる」と言われたことが原因かもしれない。どんな顔だよ一体。
歩ける湯たんぽ
チャンピオンの最後の仕事
先週ワルドナーに会って以来、ついついワルドナーづいてしまって本やらビデオを見まくっている。
イエンスフェリッカの『ワルドナー伝説』(2004年卓球王国刊)も何度目かの完読をした。
あとがきの一文に鳥肌が立った。
「私はこの原稿を書きながら、スウェーデン卓球界が生んだ偉大な選手、71年世界チャンピオンのステラン・ベンクソンのことを考えている。彼は偉大な選手でありながら、その後、コーチとしてもその身を卓球に捧げた人である。かつて、彼の選手時代の後半、一線から退く頃に話をした際、ベンクソンは彼の生涯の師であり、尊敬し、憧れでもあった荻村伊智朗(故人)から聞いたいくつかの名言のひとつを教えてくれた。
『ステラン、チャンピオンの最後の仕事というのは、新しい世代の選手に敗れることなんだよ』
荻村はそう言ったそうだ。」
ここでも荻村伊智朗か!どこにいっても卓球界のあちこちの重要なところに荻村の残り香があるのだ。ちなみに、ドルトムントで会ったある卓球ジャーナリストは、自分の息子のファーストネームとミドルネームに「イチロー・ステランン」とつけたという(そんなメチャクチャしていいのかよ)。私もそれに近いが、これは勝負にならない。
ああ、卓球、卓球、卓球かな、である。
防災グッズ
ブログの効果
会場では、このブログでワルドナーの降臨を知り、会場に駆けつけたという人が二人いた。
ひとりは、以前お便りをいただいたことがある方で、休憩場で缶コーヒーを飲んでいたらご挨拶をいただいて熱い卓球談義を行った。ブログの読者だというだけで初対面の気がしないから不思議だ。相手が私を知っているのは当然だが、こちらも書いたものを隅々まで読まれていると思うと、もうかなり話した気になるのだ。
もうひとりは大学時代の卓球部の後輩だ。会ったのは卒業以来だから23年ぶりだが、顔はあまり変わっておらずすぐにそれとわかった。彼はこのブログを4年ほど前に見てから急に卓球を再開したくなって近くの卓球クラブに入ったのだという。ところがその卓球クラブがゴツイところで、勝つことが目的の人だけが対象であり「健康のため、ダイエット目的の方、お断り」なのだそうだ。普通、社会人のクラブだと「初心者大歓迎」「老若男女が楽しくやっています」等とウソでも書くものだが、このストイックさは素晴らしい。彼は「望むところだ」とますます意欲を掻き立てられ、年間20回は試合に出ているという(アホではないだろうか)。
そのうち勝負することが必要だろう。笑っていられるのも今のうちだ。
ワルドナー、フェッツナーのチームメイト
ワルドナーとフェッツナーは『ドニック・ジャパン』というチームで参加していたのだが、そのチームメイトも強かった。ひとりは礼武卓球道場を経営しているという原田という人で、孔令輝そっくりのフォームでとても強かった。もうひとりはドニックジャパンの瀧澤さん、あとは異常に強い吉田という小学生兄弟だ。まったく世の中には強い選手たちがいるものだ。
大会結果の写真がアップされている。
フェッツナーの卓球
「フェッツナーって誰よ」なんて言う奴はまさかいまいな。
若い人ならともかく、40代の卓球ファンでそんなことを言うようだと卓球マニアとしては絶望的と言わざるを得まい。フェッツナーとはなあ、1989年ドルトムント大会で、ロスコフと組んで男子ダブルスの世界チャンピオンになった男なのだ。ドイツ卓球界で世界チャンピオンになったのは、すべての種目を通じてこれだけなのだ(と思ったら1929年と1939年に女子ダブルスで優勝しているようだが、そりゃ古すぎだっ!)。
パートナーのロスコフが長身で世界一速いバックドライブを放ったのに対し、比較的背の低いフェッツナーは前陣での機敏な動きで「スピーディー」というニックネームで親しまれた。
そのフェッツナーの試合も3試合ほど見た。印象に残ったのは、何の前兆もなく軽々しく手首だけで放つバックドライブだ。まるでツッツキをするような姿勢でいきなり打つので、打たれた方はついついトンチンカンな反応になるのだ。フェッツナーを押して次のボールを狙い打つつもりで回り込んでいる最中にボールが来て体に当てたりと、それは見事な不意打ちバックハンドだった。大きくふりかぶって打つバックハンドも大切だが、このような技もまた貴重である。さすが世界を獲った男だ。