年別アーカイブ: 2012

ワワワワ、ワルドナーが来るっ!

明日10月8日、埼玉県入間市市民体育館で行われる『iruiruオープン卓球大会』に、なんとあの伝説の名選手、ワルドナーとダブルスの世界チャンピオンのフェッツナーが参加するという情報を入手した。試合形式は3単2複の団体戦で、この二人のチームは予選リーグなしで午後からのトーナメントからの参加だという。

ワルドナーといえば、卓球界のキング、卓球界のモーツァルト、500年に一人の天才(卓球の歴史は100年ちょっとだけどな)、神の子、とまで称され、5世代の中国選手と戦った、現代卓球を作り上げた天才選手だ。国際大会には出ていないが今もどっかの国でプレーはしているはずだ。

もとはといえば、ドニックの宣伝活動のための来日なのだが、ついでにドニックジャパンの本拠地が入間市にある関係で、出ることになったという。当然、相手はローカルな選手たちだが、一般的にはかなり強い人もいるらしく、それらの選手がワルドナーとやると一体何が起こるかをしかと見届けに、見に行こうと思う。普通、あんまり強い選手が出ると、他の参加者たちが勝てなくなるわけだから「ずるい」とかあんまり歓迎されないことがあるが、ワルドナーとなれば話は別だろう。一度で良いからワルドナーのグンニャリ曲がる打点の高いカーブドライブをカウンターでストレートにブチ抜いてみたい(3倍返しされそうだが)。

荻村伊智朗の『私のスタンディングオベーション』と卓球王国の写真集を持って行ってサインしてもらおうっと。

もう1回行って来い

一番弟子の戸田からメールが来た。

戸田も「訴状が届いたことを確認してからもう1回コメントをとりに行って来い」と何年か前に新聞社にメールをしたそうだ。もちろん無視だ。さすがに一番弟子だ。

届いてから報道したらどうか

ある作家が、愛犬の遺骨を砕かれたとして外交官の男に慰謝料を請求して訴えを起こしたというニュースが載っていた。
これに対して「訴状が届いていないのでコメントできない」と男のコメントが載っていた。

「訴状が届いてから報道しろや」と思うのは私だけだろうか。

偉いぞ愛ちゃん

一昨日、『おしゃれイズム』というテレビ番組に愛ちゃんが出ていた。
そこで、寝ピクで逆モーションをしてしまった話をしていた。ちゃんと逆モーションのことを解説していてので偉いと思った。卓球界で普通に使われているこの言葉は、実は卓球界でしか通用しない言葉だ。いや、正しく言えば、まったく別の意味で使われている(それも5種類くらいある)。

フェイントの意味で「逆モーション」を使う競技は卓球だけである。ところが地上波では意味がわかりにくいという理由でテレビの解説では使わせてもらえないのだ。なんとなく意味がわかってなおかつ卓球らしい言葉なのでぜひとも使えるようになって欲しいものだ。しかも私の連載のタイトルでもあるので、愛ちゃんが「逆モーション」と言ったとき、恥ずかしながらドキッとしてしまったことを告白しておく。

もう一つ偉かったのは、愛ちゃんが卓球について「50メートル走をしながらチェスをするようなスポーツなんです」と言ったことだ。まわりのゲストたちは初めて聞くその表現に感心して面白がっていた。

愛ちゃんが知っているかどうかわからないが、この表現の原典はもちろん我らが荻村伊智朗である。

1988年ソウル五輪のとき、荻村はイギリスのアン王女に「卓球とは100メートル競走をしながらブリッジをするみたいなものです。大変なアスレチック能力と、そして同時進行形で、最高の知的能力を要求されるスポーツですよ」と解説をしたのだそうだ。するとアン王女は「それでは、わたくしの卓球のレベルは、50メートル競走をしながらポーカーをするようなものですね」と言ったという(『スポーツが世界をつなぐ』荻村伊智朗著、1993年岩波ジュニア新書)。荻村はこのアン王女の答を「なかなかユーモアがあります」と評している。この、どこからどこまでが自慢話で、どこに感心したらよいのかとらえどころのない話が、この表現の原典なのである。なお、荻村の文中にあるブリッジとはトランプの『コントラクト・ブリッジ』のことで、ものすごく高度な駆け引きが必要なゲームである。

もちろん愛ちゃんがこんなウンチクを知っている必要はないが、こういう背景を知っている私はことの他楽しかったのである。

偉大なり荻村伊智朗。

気絶レベル

職場の同僚から「昨夜自分も数えたみたら10数えられなかった」とメールが来た。
・・・気絶レベルだよそれじゃ。

数えられない

自分がどれだけ早く寝入っているのか測定するため、最近、布団に入って目をつむって寝る体制で心の中で数を数えてみている。速さは適当だが、感覚は1秒より短い。100まで数えたら止めようと思って始めたのだが、なんと、どうしても100まで数えられない。40ぐらいまでは余裕で、100なんか軽いと思うのだが、ふと気づくと数えるのをやめている自分に気がつく。そして80までも数えていないことを思い出す。こうなると精神力で意地でも寝ないようにして100を数えてやろうと思うが、何度数え直しても失敗し、ついには意識がなくなって朝を迎えるのだった。いまだに100を数えられていない。 

これはつまり、寝るまでに1分ぐらいしかかかっていないということだ。子供じゃあるまいしなんということだろうか。
不眠症の方には大変申し訳ない。

綾小路きみまろ、そして郷ひろみ

綾小路きみまろなんてのも出てきたが、本物を知らないのでなんともいえないが、やはり観客席をしきりに指差していた。

そして最後に出てきたのが自身も「似てません」と太鼓判を押す郷ひろみだ。

「アーチーチー」という振り付けを観客に強要し「全員がやらないうちは帰らない」「どっかの公演のときは7回やって飛行機に乗り遅れた」と言っていた。郷ひろみのはずが、途中からダミ声での観客への執拗な要求の方がメインとなり、なんともはやバカバカしくも異様な面白さで周りの者たちと顔を見合わせていた。

ネットで調べてみたら、この人、物まね芸人22人を束ねている社長だという。その22人とはどういう人たちなのだろうかと興味がわくが、それ以上深入りする勇気は私にはない。

桑田佳佑、和田アキ子、美川憲一

谷村新司をしばらくやった後は桑田佳佑、和田アキ子、美川憲一と立て続けに出てきたのだが、似てるも似てないも、そもそもこの人、メーク以外はほとんど同じように尻を振ったり観客を指差して拍手を要求したりで、本人がどこまで意識しているかわからないが、物マネとは別の可笑しさが漂っていた。

美川憲一にいたっては、鼻から伸びる風船みたいなのを出したりして、マネをしていること自体がわからなかった。