山田さんはとにかくやることがセコい。大会のとき、開会式前のミス交代の練習のとき、上手な人たちに入られると延々5分ぐらいノーミスで続けられ、やっと自分たちの番になるとサーブミスして即交代させられるという苦い思いをしたので、それを逆手にとり、最近ではとにかく無理な練習はやめて交代する人たちが諦めていなくなるまで延々とゆるいボールでラリーを続けることを心がけているのだという。なんというセコさだろうか。
また、山田さんによると、練習効率を上げるためにはネットを下げるのがよいという。ほんのちょっとネットを下げるとその分ボールが入るようになるので、お互いにミスが減り沢山練習できるのだそうだ。ううむ、なにか本末転倒のような気がするが、一概に否定も出来ない。それではネットを外してしまえばもっとよいかといえばそうではなく、自分のコートに入ったりして相手が取れないボールを打ってしまうのでダメなのだという。自分のコートって・・・どれだけコントロールが悪いのだろうか。
山田さんはプログレッシブロックが大好きで、特にキングクリムゾンが好きなのだそうだ。ところが奥さんはクラッシックの人で、ロックなどという不協和音は言語道断なのだという。しかしあるとき、高校生の息子がキングクリムゾンの『21世紀の精神異常者』(不協和音にもほどがある)を口ずさんでいるのを聞き「勝った」と密かに思ったのだという。
ダハハー。
なんかこの人、条太さんの弟さんみたいね。メガネに輝く額(条太さんはここまでシャイニーじゃないけど)。同じ臭いを感じます。条太さんがせこいとか、変というだけで本当に変だなと思う半面、逆の逆は真ということかな。
同じ学年なので弟ではないですね。
これだけ変だと普通は近寄りたくない人のはずですが、そういう所が一切ない不思議な方なのです。