『卓球ラウンジノア』でのサイン会

土曜に、仙台市内の卓球クラブ『卓球ラウンジノア』で初のサイン会を行った。

実はこの卓球クラブには昨年の1月、新しい卓球場ができたという情報を得て、ふらっと寄ってみたことがあるのだ。それをブログに書いたところ、オーナーの千葉さんという方から感謝のメールをいただいた間柄である。「こんな小さな卓球場を全国に紹介してくれて嬉しい」と、やたらと感謝をされたのだが、今回訪問してその理由が分かった。

千葉さんは、私が仙台在住とは知らず、わざわざ東京かどこかからやってきてタクシーで乗り付けたに違いないと思い込んでいたというのだ。卓球コラムニストなのだから全国の卓球場をネタ探しに回っていて暮らしていると思ったという。それなら楽しいのだが、実際には田村を連れて車を近くの工事現場に停めての訪問だったのだ。

まずは卓球台の上に広げられた昼食をいただき、その後でのサイン会となった。

クラブの生徒さんたちに『ようこそ卓球地獄へ』を合計で18冊もお買い上げいただき、それぞれ名前を入れてサインをした次第だ。ファンが18人来るのかと思ったらそうではなく、実際にいらしたのは数人で、ほとんどはご本人がいないところで宛名のリストを見ながら黙々とサインをしたのであった。

サインをした後はダブルスの試合を数試合行い、意外と汗だくになってしまった。クラブ員の中には糠塚重造選手の知り合いだという、マニアックといおうか同世代といおうか、そういう方もいらした。

写真は、ノアのブログhttp://www.takkyu-noa.net/から拝借した、クラブのスタッフの方々との記念撮影だ。右端からオーナーの千葉さん、私、千葉さんのお母さん兼スタッフ、インストラクターの大高さん、インストラクターの千葉さんだ。インストラクターの千葉さんは、オーナーと苗字が同じだがこれはたまたまで、夫婦でも兄弟親戚でもない。この千葉さんは全日本選手権4回出場の宮城県トップレベルの選手だが、卓球王国のDVD『アウト・オブ・コントロール』がめちゃくちゃ面白かったと絶賛してくれたのが嬉しかった。『ザ・ファイナル2013』も持っていてお気に入りだそうだ。しかし『スウェーデン時代』は未見だというので、薦めておいた。

また、オーナーの千葉さんが『ようこそ卓球地獄へ』の「悪臭を発するラバー」の話が面白かったと言っていたのが印象に残った。これまでいろいろな方々が面白かったところを指摘してくれたのだが、興味深いことに、ほとんど重複する意見がない。ある人は「ある営業マンの告白」がよいと語りある人は「卓球小説」がよいという。他にも「素質のない人」「アメリカ生活」「下痢」「中学時代のトレーニングの挿絵」など、意見はさまざまだ。それだけ見どころが多い本になっているということだろうと、ひそかに自画自賛している次第だ。これだけ書けば「ひそかに」じゃないが。

『卓球ラウンジノア』でのサイン会” への 2 件のコメント

  1. 先日は楽しい時間をありがとうございました。
    お近く!!ということもわかりましたので、機会がございましたら、また遊びにいらしてください。

    1. こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。
      またよろしくお願いします。

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