新幹線などで座席の背もたれを倒すとき、どの程度に後の人に気を使うかは、人によって違う。
わざわざ後の人に「倒してもいいですか?」と聞く人もいれば、悪意があるのではと思えるほど無言で急に倒す人もいる。私は自分がやられてちょうどよい程度に気を使って倒す。すなわち、無言ではあるがそろりそろりとゆっくり倒す。これが後の人にどう思われてるかはわからないが、それほど間違った行為ではないだろう。
先日、飛行機に乗ったときにこれまで経験したことのないような不愉快な目にあった。
前の人が座席の背もたれを恐ろしく急激に動かす人だったのだ。倒すときはまるで親の仇のようにグッグッと倒し込み、戻すときはこれまた何の手加減もなくバネの復元力すべてを使って跳ねるように戻す。これを何の都合か知らないが何回か繰り返すのだ。
これの何が困るのかと言えば、その背もたれの背面には私が見るためのモニターがついているのだ(笑)。どれほど不愉快かわかるだろう。ちょっと横から覗いてみると、その人自身も前の人の背もたれの背面についているモニターを見ている。つまり、そういうことを知りながらやっているのだ。
「これは絶対に日本人ではない」
そう思って後で確認すると、若い金髪の白人女性だった。やっぱり。
日本人だと他者に対する思いやりと、他者から自分がどう思われているのかを気にして激しく自分勝手な行動はとらないでしょうね。
逆にその外国人の女性が伊藤さんがやられた事と同じことをされたらどうするのか気になります。
多分自分がやっていることなどは棚に上げて怒るでしょうが。
そんなとき、叱りつけて説教しゲシュタルト崩壊させストックホルム症候群に陥らせ自分の情婦にしちまいましょう!白人で金髪の若い女性はナイスです。
うむむ、ストックホルム症候群はともかく、ゲシュタルト崩壊の用例が激しく間違っているような・・・
違いましたっけ!ビビって正常な判断力を喪ったときのウロがきた心理状態を“ゲシュタルト崩壊”と呼んでも構わないと思っていたがっ!
違いますね。ゲシュタルト崩壊とは、漢字などをずーっと見ていると「こんな字あったっけ?」と違和感を持ってしまうあの現象のことです。
ですので、私の書き込みの状況に無理やり当てはめると、私を見て「うーん、こんな日本人いたっけ?あれ、これって人間?」ってなことになっちゃいます!
ううむ、私は、ゲシュタルト崩壊の意味を、筒井康隆の本に騙されてたに違いない!ゲシュタルト心理学の本読んでなかったからなぁ。今はネットがある、ググってみます。
ググると知覚ゲシュタルトのことしか書いてない気もします。たとえば自転車に乗れない人が練習して自転車に簡単に乗れるようになったとき、自転車操縦ゲシュタルトが形成されたと考えていいのではないでしょうか?自転車操縦ゲシュタルトが崩壊すると今まで乗れてた自転車に乗れなくなる。遊泳ゲシュタルトが崩壊すると溺れる。英会話ゲシュタルトが崩壊すると英語が話せなくなり、ビビってカット打ちゲシュタルトが崩壊するとカットが持ち上がらなくなる、と解釈できないでしょうか?
ゲシュタルトのことをずっと考えていたらゲシュタルト崩壊を起こしゲシュタルトの意味がわからなくなってきた。
それ、わかってます(笑)。