大友くんによれば、ハンドソウラケットには思わぬ効用があるという。
それはダブルスで異質の選手と組む場合だ。ラケット交換のときに、相手選手は必ずといっていいほどハンドソウラケットに注目してひとしきり盛り上がり、パートナーのラケットをろくに見ないのだという。それで、パートナーがアンチを貼っていたりすると試合が始まってもしばらくそれに気がつかず、ミスを連発するという。
ホントかいな。
大友くんはハンドソウ以外にも変形ラケットに興味を持っていて、いろいろと教えてもらった。
彭式ピストルグリップだ。中国で売られているという。しかし、ハンドソウが穴に中指を差し込むことで安定させるのに対して、このラケットは人差し指をかけるだけなので安定しないという。
「目くそ鼻くそ」という諺が浮かんだのは私だけだろうか。
もっと凄いのがこちら。いかにも絶望的なラケットたちだ。
「GBサイエンス・ブレード」とか銘打って何やら世界チャンピオンを出すのが夢だとかデカいことをハンガリーのウエブサイト www.gb-bladefamily.com で吹いていて、ゲルゲリーやらバトルフィやらが宣伝している。GBラケットだけの大会もあるようだ。何がトゥモロウなんだか。
ハンガリー、そんなことしてるから最近弱いのか!
極めつけはコレ。Brodmann Bladesだ。
手のひら感覚で打てるという気持ちはわかる。なんかYoutubeでかっこいいビデオまで作られているのだが、いかんせん、ルール違反に見えるのだがどうだろうか。
変形ラケットの終着駅であろう。使う場合はくれぐれも自己責任でお願いしたい。
そういえば、ピン・メイトというメーカーが初めてハンドソウラケットを出したとき、ヨニエルのようなドライブを可能にすると銘打ってて、何で唐突にヨニエルの名前が出てくるんだ、関係ねぇだろ、と思いましたが、変形ラケットの源流は、もしやハンガリーなのかっ!
ピン・メイトには、シナ材の合板しかありませんでしたが、ヤサカでハンドソウを出したとき、檜単板も出ましたね。檜単板だと簡単に割れそうなので、私ははじめ檜3枚合板を買いました。ヤサカにもシナ材があり、いちばんグレードが低いハンドソウでしたが、どうもこちらのほうが檜よりしなりもあって使いやすかったです。ハンドソウは2本所持しとります。
面白いラケットがあるのですね
規定によれば、形状に指定はないとのことなのでラケットの木材の割合と公認マークに問題が無ければ大丈夫だと思いますが、勝てるかどうかは…