月別アーカイブ: 3月 2016

紛らわしい記事

今日のYahoo!のトップニュースに「卓球研究員 年収1450万円」とあるではないか。これは聞き捨てならんと腰を浮かし気味にしてよく見ると「卓越研究員」だった。紛らわしい。

かと思えば、我が家のハードディスクに録画されていたテレビ番組のリストの中に、見逃せないタイトルの映画が録画されていた。

当然、エリートアカデミーのある「ナショナルトレーニングセンター」の映画だろう。私にことわりもなく誰がこんな面白そうな映画を作ったのだと思いクリックしてみると「ナショナル・トレジャー」だった。まったく紛らわしいなあ。

地獄の中学バスケ部

昨夜は職場の送別会だった。

たまたま隣に座ったひ弱な感じの同僚M君が、最近5キロのマラソン大会に参加したというので意外に思っていると、なんと「中学時代に所属していたバスケ部で地獄を経験していたので5キロぐらいはなんでもない」という。「ほぉ」と思って詳細を聞いてみた。

M君が通っていたのはS県K市にある中学校だった。バスケ部の顧問は英語の教師だったが、とにかく狂っていた。まず、学校では部活は6時までと決まっているのに、なぜかバスケ部だけは夕食もとらせないまま毎日9時までだったという(M君はその後塾に通っていたので夕食は毎晩11時だったという)。

ランニングは朝練習で5キロ、放課後の部活前に5キロで(高島じゃあるまいし)、夏は体育館を締め切って水を飲ませずに練習をさせ(1995年頃の話だぞ)、誰かひとりが倒れるまで休憩をしない決まりだった。シュートを外すと大会中でもタイムアウトのときに生徒にパイプ椅子を投げつけ、骨折した生徒もいた。体罰は顧問の気分に左右された。

実力はK市で2位で県大会には行けなかった。

それほど狂った部であるにもかかわらず、同期の15人の部員はひとりも退部しなかったという。退部を申し出ようものなら床に血が飛び散るほど顧問に殴られるからだ。体調不良で休んでも殴られるので、一度も風邪をひかなかったという。

あるとき女子生徒の顔を何発も平手打ちして鼓膜が破れたのが問題視され、ついにその顧問は2年の途中で転勤になりM君の地獄は終わりを迎えた。

その後、M君は高校でテニス部に入ったが中学で経験した地獄と比較すれば楽なものだったという。

さらに大学では野鳥の会とボランティアサークルに所属し、いよいよ軟弱を極め、就職してからは合コンに明け暮れて現在に至る。

私はM君の中学時代の話を聞いてその顧問に心底腹が立ったのだが、意外にもM君は「今の自分があるのはあの地獄に耐えられたから」と肯定的だ。うむむ、時は人を変える。こういう感想があるから狂った顧問が野放しにされる隙がでてくるのだ。

卓球界にはそういう話がないことを期待する(あるの知ってるけどな)。

連載再開!

今月発売の卓球王国から『奇天烈逆も~ション』を再開することになった。

再開第一回は、再開の経緯についての小ネタを集めてみた。このブログにもちょくちょく書いたようなことだが、まあ楽しんでもらえると思っている。

高校生らしさとは何か

高校野球などで「高校生らしいきびきびとした試合態度」などと言われるが、それのどこが高校生らしいというのだろうか。たいていの高校生は、責任感がなくルーズで、隙あらば怠けようとし、考えることと言えば遊ぶこと、食うこと、異性のことばかりだ。

世の中に「高校生らしい」ものあるとすれば、そういうことのはずだ。本当に高校生らしく試合をさせたら、成人式の大騒ぎのようになってしまうだろう。

大人が高校野球に求めているのは高校生らしさなどではない。自分たちでさえできもしない「高校生にあるまじき理想の姿」を求めているのだ。

だから何だというわけでもないが。