テレビで『アヒルと鴨のコインロッカー』という映画を見た。
原作も読んでいたが、仙台が舞台の映画でロケも仙台ということで興味深く見た。
内容はともかく、東北弁が滅茶苦茶だった。いや、東北弁自体はメチャクチャではないのだが、用法があり得ないのだ。主人公たちは東北人ではない設定なのだが、それに話しかける地元の人たちの訛り方が尋常ではない。
バスの運転手やら店員やらアパートの住人やらが、主人公たちにあり得ないほどに容赦なく訛るのだ。しかも、当然ながら東北弁にも敬語とタメ口があるのに、すべてタメ口なので、まるで東北人は全員が無知で粗野で非礼な人たちのようだ。
そもそも今どき公共の場で、相手が標準語なのに手加減もなしに訛る若者などいるわけもない。テレビでは毎日標準語を聞いているし、あくまで東北弁は非公式なものだという意識があるから、学校の授業中でも先生も生徒も技術的な限界はあるものの、意識の上ではなんとか「よそゆき」の言葉である標準語を話そうとするのだ。そんなことはテレビでインタビューに答える東北の若者たちを見ればわかるではないか。
この映画での東北弁の違和感は、たとえていえば、横浜が舞台の学園ドラマだからといって生徒たちが授業中に先生に向かってタメ口で「ぼくんち二世帯住宅じゃん」と言うようなものなのだ。
どうせなら仙台の人にも違和感なく映画を見てもらいたいと思わないのだろうか。本当に不思議だ。
たしかに映画やドラマで方言を使う人物は敬語で話さない場合が多いですね。最近もいわゆる月9と言われるドラマで会津の若者が出てきたのですが激しい訛りで話していました。私も東北人で会津の人とも話したことがありますが、若い人はあそこまで訛ってないかと思います。
かなり強調された表現で、しかも彼らは東京が特別な場所だと思っているようでした。
東北や北海道はまるで未開の地で方言などは恥ずかしい日本語なのかと思わされるような扱いです。
などと言いつつも田舎では東京に行ったり暮らしていた過去があるとそれが自慢になるのも事実だと思います。
激しい訛ですか(笑)。
私としては、東北弁が恥ずかしい方言で東京が特別なところで東京に行ったことが自慢になるのはまったくその通りでして、それらには何の文句もないのです。
ただ、間違ったトンチンカンな方言を止めてほしいとだけ思っています。
久々のブログ更新。待ってましたーーーーーー!
通じないと分かっていてわざわざ方言は使いませんし(いちいち説明・通訳がめんどくさい。)、からかわれるって分かってたらわざわざ訛らせたりはしませんねー^^;じいばあと話す時はつられて激しく訛りますが(笑)
県外の友人と話す時に頑張って標準語っぽく話してみたら・・宮城って訛ってないんだねー!意外!と言われた事があります(笑)
通訳ね!わかりますわかります(笑)。
東京のオフ会に行ったとき、自分がいかに訛っているかに気づかされました。靴をクズと言ってしまったり、「ゴミをなげる」が、捨てることとは通じなかったりしました。「はがれたラバーをねっぱす」、も通じません!仙台では自分が標準語に近いコトバを喋っているつもりになっていましたが、東京に行くと、自分はこんなに訛っていたのかと、驚かされます。ある意味不思議です。
いやー石川さんはどこからどう見ても訛っていまして、その意味では「エース」かと思いますが。
げっ!そうなのか、やっぱり!
私と河野満先生と、どちらが、より訛っているのだろうか?
さすがに世界チャンピオンの圧勝です。