バスケットボールファンのコンプレックス

先日、ちょっとした仕事で熱烈なバスケットボールファンとお会いした。

卓球から見れば、バスケットボールはいわゆるスクールカーストの上の方に位置し、さぞかし楽しい人生を送っているに違いないと思いきや、彼に言わせれば、バスケットボールファンは、かなりのルサンチマン(憤り・怨念)を抱えているという。

たとえば、サッカーのワールドカップでの日本の活躍に日本中が沸いたが、実はほぼ同じ期間に、バスケットボールのワールドカップのアジア地区一次予選が行われており、日本代表がオーストラリアに奇跡の勝利を収めたのに、何の報道もされない。

「卓球の方が注目されていて羨ましい」

とまで言う。

嬉しくて笑うのを堪えるのが大変であった(いや、笑ったかもしれない)。ずっと上だと思っていたバスケットボールがよりによって卓球を羨ましいだなんて。

「でも、バスケットにはスラムダンクとかの影響でカッコいいイメージがあるし、背の高い男子も入るし、卓球からしたら羨ましいですけどね」

と一応、謙遜してみると(この場合、私自身が卓球と同化しているので謙遜なのだ)

「それはそうかもしれませんが、いつまでマンガの話をしてるのかってことですよ」

と、あくまで被害者意識を崩さない。

熱烈なバスケットボールファンと話したのは恐らく人生で初めてだが、人は誰でもコンプレックスや僻みがあるものなのだなあと思った。

そういえば、女性はどんな美女でも、やれ鼻が高すぎるだの耳が出っ張ってるだのと些細な気に入らないところを見つけてはくよくよしているものだとファインマンの本に書いてあったことを思い出した。

とにかく今、卓球はイケてるらしいので、そう思い込んでおくことにしよう。どう考えても40年遅いが。

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