ロダンの「考える人」ではなく「聞き返す人」である(彫刻にもならない)。
以前、アメリカにいたときに銀行の日本語の電話案内で、こちらが何を言っても「はいっ?」と返事をする人のことを書いた。英語と日本語の混乱と無駄なヤル気が入り混じって、結果的に奇妙なアクセントが身についてしまった人である(最初はそれがわからず、名前から要件からすべて3回づつくらい説明をする羽目になった)。
この人よりはマシだが、日本に帰ってからも、何を話しかけても第一声は必ず「えっ?」「んっ?」「はいっ?」などと聞き返す知人を二人発見した。最初は耳が聞こえないのかと思ったが、その後の会話の様子から、どう考えても正常に聞こえている。それがわかってからは私は聞き返されても言い直さずに黙ることにしているのだが、会話に支障が出たことは一度もない。こちらが言ったことは聞こえていて待っているとちゃんと正しく答えるのだ。つまり、誰かに話しかけられたらとりあえず聞き返すことが癖になっているだけなのだ。
私は「聞こえているくせに聞き返す」という行為を見るのが嫌で仕方がないので、最近ではこの二人に話しかける際には細心の注意を払い、絶対に聞き返されないように、極めて明瞭にゆーっくりと話しかけることで、聞き返されることを逃れている。この技術については私の右に出る者はいないと思う(それでも会話中に聞き返されるので油断は禁物である)。というか、他の人たちは気にならないらしく、何度も何度も聞き返されては言い直している。
さて、みなさんの周りにもこういう人はいないだろうか。
いますいますwwwwうちの母がそうですね。
はっきり大きな声で言わないと一回で聞き取ってくれません。
まあ言語を発して聞き取るという作業は意外とあいまいなものですから仕方ないんでしょうかね。
あ、そういう、聞こえない人は仕方がないですよ。私の母もそうです。
問題は、聞こえていて意味もわかっているのに癖でとりあえず「えっ?」て言う人なんです。
うーっむ、私のことかと思いましたよ。
私もよく聞き返すのですが、最初に話しかけられた文章が頭にはいって来てないんですよね。ですんで、ついね。ですから、実は分かっているふりして
単に相づち打ってるだけかも。
あと、ときどき、文章の区切りが聞き取れなくて何度も聞き返したことがありましたね。単語でなく音としてしか認識できてない感じ。ある時期だけだったんですが、なんだったんでしょう。
いやいや、違うよ。別人だ。君のは気になったことないよ。