県大会

近所の中学校の卓球部の外部コーチをして数年になるが、2週間ほど前の新人戦の女子団体でぎりぎり県大会の出場権を得た。といってもトーナメントで2回勝っただけで7校中2位になっただけだが、指導を始めて以来、初の県大会である。ちなみに決勝で負けた相手は今野啓先生の学校だ。ひーっ。

指導といっても、直接指導ができるのは土曜の夜3時間だけで、平日は部活の練習メニューを作って顧問の先生に渡し、実行してもらっているだけである。

7月からは卓球王国の連載も休んでいるのでエネルギーが余り、日曜も3時間指導を始めたが、いずれにしても毎日何時間も指導をしている方々から見れば問題にならない指導時間だ。

この指導体制では、県大会に出場できれば十分であり、それ以上は望んでいなかったのが正直なところだ。ところがいざ県大会出場となると、急に欲が出てくるのだから困ったものだ。県で勝てばさらに全国で勝ちたくなるのだろう。卓球地獄である。

今野編集長に報告すると「そのエネルギーで原稿書かないと」なんて言われた。だいたいこの編集長、連載中断を言い渡した翌月にはもう「何本書き溜めたの?まだ2本?ダメだなー。たるんでるんじゃないの?」と聞いてくる始末だ。

疲れて連載を休んだというのに、連載中以上のペースで書き溜めることを期待するとはどういうことだろうか。まったくせっかちな編集長である。

そういうわけで、しばらくは指導を満喫するつもりである(と言いながら実は書き溜めている)。

県大会” への 9 件のコメント

  1. 昔、高校の卓球部を、こんなクソな卓球部やってらんないと1年の冬にやめて、高校の授業が終ると速攻で帰宅し、出身の松島中学校に行っていた。後輩達は迷惑なんじゃないかと内心で思いながらも自分が卓球したくて行っていた。で、当然のことながら指導みたいな効果があり私が通った3年間、松島中学校はずっと地区大会優勝で、県大会に行っていた。

    中学校の卓球部を県大会に行けるくらい強くするのは簡単に思える。しかし、たぶん今は無理かも知れない。卓球場で英才教育をうけてる者には、部活の練習では勝ちようがないかも。

    ちなみに、松島中学校は私が行かなくなると弱くなった。

  2. 松島中学校卓球部は、私が中三のとき、初めて県大会出場したが、卓球レポートで独力て研究し、オピニオンリーダーとなり、私が強くしたと自負している。実力では同僚二人に抜かれたが。

  3. 実は、高校生のとき、松島中学校の女子に「どうして石川先輩は女子を指導してくれないんですか?」と抗議されて、びっくりしたことがある。自分の練習にならないし、女子のことなど全く考えてなかった。私と初対面の男子部員は男子部員で、私のことを男か女か賭けをしていたみたいである。私は当時、長髪で色白で女にも見える美男子だったのである。女子中学生とまともに向きあえないほどシャイでもあった。

    1. これは、ひとに話すと、すべて妄想だと思われるに違いないが、事実なんです。

  4. おめでとうございます。週一の指導で県大会まで導かれるとは知識のみならず指導力も素晴らしいです。
    最近卓球仲間の1人と卓球人の理想の死に様を論じました。
    その人はカットマンなのですが、華麗なカットでひたすらドライブを返球した後、ストップされたボールを飛び込んで渾身のバックスマッシュ。
    そのまま台に覆い被さり最高の笑顔で昇天したいそうです。
    卓球人たる者、大好きなラケットを握りしめ大好きなピンポン球を精一杯追って大好きな卓球台の上で人生を終えることが出来たら幸せですね。

    1. ありがとうございます。
      特別な工夫などしていないので運がよかっただけだと思っています。
      幸運が続くことを願っています。

      理想の死にざまですか。それだけで1本書けそうですね。しかし卓球界にはそのテーマが身近な方々が大勢いらっしゃるのでなんか書きづらいですね。

  5. 中学時代は県大会と言えばそれはそれは大きな目標であったはずが、高校になるころには出られないといけない雰囲気になり、大学では地区大会なんてものはほとんどなくなってしまいますね。

    同じ地区の中学校で凌ぎを削った彼らがどこに消えてしまい、どんな思いでTVに流れる卓球の試合を眺めているのか、あるいはいないのか、ふと考えることがあります。

    私は学生に指導などはしたことがありませんが、機会があるなら強くはなれないにしろ、少しでも卓球に持ってくれた興味が一生のものになるような指導をしたいと思いますし、そう思わせる指導者が増えてくれると良いですね。

    私が教えると全員異質になりかねませんが…(笑)

    1. 大友さんは良い指導者になれるような気がします。
      なんたって選手の痛みを知り尽くしていますからね。
      表現力もありますし。

      1. いやいや、買い被りすぎです。
        そう勘違いさせた表現力は自分を誉めても良いかと思いますが(笑)

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