水谷がやってくれた。水谷が銅メダルを獲ると、各ワイドショーが水谷の生い立ちまでをやるありさまだ。勝つとこれほどまでに扱いが違うものか。
日本がメダルに絡んでいない時代には、卓球は待てども待てどもやらず、最後の最後に１時間ちょっとやるだけだった。しかも、もともと余った時間にやる感じなので開始時間がはっきりせず（しかも時差に関係なくたいてい真夜中のしかも録画放送）、いつやるかわからないのでビデオテープを用意して待って、やっと始まった試合をテレビにかじりつくようにして劉南奎対金埼澤、ワルドナー対ガシアン、劉国梁対王涛、孔令輝対ワルドナー、そして柳承敏対王晧を見たものだった。
ちなみに北京大会の馬琳対王晧のときはアメリカに住んでいたので見ていない。アメリカではオリンピックで卓球など一瞬もやらず、まるで競技自体をやっていないかのようだったのだ。日本で馬術やテコンドーをやらないのと同じだ。
今回は水谷に限らず卓球のメダルの可能性が高かったのであらかじめ考えられないほどの放送枠が確保されていた。連日卓球の放送があるだけでも夢のようなのに、ニュースやワイドショーに取り上げられるなど本当にあり得ない楽しさだ。
後半の団体もぜひとも頑張ってほしい。
それにしても水谷は凄い。準決勝の馬龍戦、第６ゲームの長いラリーは、卓球史上最高のラリーではないだろうか。誤解しないでもらいたい。よくある詐欺的言い方の「最高のラリーのひとつ」ではない。「最高のラリー」だ。
こんなラリーを見ることができ、そして一般視聴者に見てもらうことができる幸せを噛み締めている。
思わずうなずきながら読んでしまいました。
メダルなんて遥か彼方の時代は、五輪放送で日本人のプレーを見るなんて事はなく、ダイジェストですら映らず、文字の○回戦敗退で「あぁ、負けたんや」が関の山。
それが今やliveで最初の試合から見られる、ましてやメダル獲得、ちょっと信じられません。
私が卓球を始めた90年代初めから大学を卒業した00年代半ばは、日本卓球雌伏の時とバッチリ重なるので夢のようです。
ほんと、その通りですよね！
前はこちらから情報を取りに行く必要があったのに、
、今は勝手に入ってきますもんね:D
何よりも、”男子”卓球でもそういう状況にある事がスゴイですね！
(録画してた試合の結果をバラされるのが苦しいですが…)
毎日卓球をテレビで観れるなど卓球暗黒時代には夢のようでした。
しかも1試合をフルで。特に男子の試合を民放で観れるなど気が狂う程嬉しかったです。
愛ちゃんがいなければ日本の卓球は闇に包まれたままだったかもしれないので愛ちゃんにもシングルスのメダルを獲得してほしかったのですが、水谷選手がやってくれました。
これで男子卓球の扱いは大きく変わるでしょう。
オリンピック、そして必死で頑張る選手達はは本当に感動を与えてくれるのですね。
まさに伊藤先生に同感です。
解説をしていた松下浩二さんが、「日本の個人のメダルは、
小野誠治さん以来」と言ってましたが、小野選手を知っている人は
何人いることやら。。昭和39年生まれの小生にとっては、あの奇跡的な
平壌での活躍は未だに忘れられませんが、今回の水谷選手が37年振りに上書きしてくれました。(-_^)
男子卓球がこれだけテレビで流れる時代がくるとは…。条太のブログがしばらく更新されてないので何してんだと思ったが、しっかり見てたな。（当たり前か 笑）
基本、ギャグを書きたいのだが感動しっぱなしの五輪ではなかなか書けなくてな。
現地で観た、馬龍×方博より上でしたか？
上だと思います。なにしろ途中でネットを２回も処理しているのが凄いです。
本当に準決勝のラリーはすごかったです。
あんな卓球は初めて見ました。
まるで格闘技ですね。
銅メダルもすごいですが、
あんなすばらしい試合を見せてくれたことに感謝です。
水谷くんありがとう
オリンピック、病院のベッドから卓球の試合見ています。また卓球やりたくなってきた。それを励みにリハビリ頑張れそうです！卓球の面白さを教えてくれた伊藤さんありがとうございます！退院したらまず表ソフトラバーを買いに行こうかな。
なんか日曜朝の某ワイドショーで自称・ご意見番の張本なんとかさんが水谷選手のガッツポーズについて散々いちゃもんをつけていたので、差し支えなければ伊藤さんにウィット全開の応戦記事を書いていただきたいです！(というかあの批判に対して伊藤さんがどう思ってらっしゃるか知りたいです)
そうそう、張本さんが水谷選手のガッツポーズを批判されたらしいすね。
私は悲願達成であれくらいは、むしろ当然と思うし、サムソノフだって祝福の態度していて清々しく感じました。
番組を観ていないので批判の良く判りませんが、一部報道によれば手を頭の上に挙げちゃダメとかなんとか。野球だって万歳するだろうし、水谷の試合直後に床に倒れている姿勢は、胴上げされている監督と同じだし、更に野球のビールかけこそ常軌を逸していると思うし、一体何が基準なんでしょうね。
まあ、こういう反論するのもバカバカしい明らかにオカしい意見は、わざわざ私が書かなくても世論が淘汰してくれますので、水谷の評判が落ちることは万が一にもないので心配要りません。むしろそうやって水谷に関することが話題になることが好ましいことだと思っています。もしかすると張本氏はそこまで計算して卓球をメジャーにする汚れ役を買って出ているのかもしれません。いずれにしても、これは刑事用語で言うところの「泳がせて」おいた方が良いと思っています。万が一、張本氏の意見が世間の同調を得て「卓球の水谷は怪しからん！」という意見が本格化したら何か書こうと思います。
伊藤先生は、アンナことやコンナこと書いてるのに、実は大人だったんですね。敬服いたしました。
大人も大人、すっかりできあがった52歳です。