柏山節

渋谷五郎氏の貴重な話にときおり割って入って「私の思っていた通りです」と微妙に違う持論をぶちかましていたのが私の恩師である柏山徹郎氏である。

最近では腰を悪くしたとかで杖をついて歩いていて、さらに芝居がかったようなコートまで着ているので、異様な雰囲気であった。クリスチャンが見たら悪魔か何かのように見えるのではないだろうか。

ともかく、卓球狂としての迫力に満ちており、渋谷氏とは別の実績のはっきりしないカリスマ性を発揮していた。