奇妙な夢2

先の夢は昨日のだが、今朝も奇妙な夢を見た。

献血をしたときに糖尿病になりかかってていると忠告を受けて以来、糖分や食事量には気をつけているのだが、その後、検査をしていないので進行が止まっているのかどうかわからない。

それで、糖尿病の検査をした夢を見た。結果は、糖尿病は問題ないのだが、PSAが1200万だというのだ!PSAとは前立腺がんの指標で、4~10だと前立腺がんである可能性が25%、PSAが10以上だと50%だといわれているものだ。実は私はこれも以前から高く、6~7ぐらいであり、前立腺がんの検査を2回ほど受けている。そのPSAが1200万だというのだ!10でもがんの確率が50%なのに、それが1200万!癌である確率はいったいどれほどなのだろうか。そもそもそんな数値が出うる測定なのだろうか。

「前立腺がんなんでしょうか?」と聞くと医者はその質問には答えず、「すぐに治療をしないといけない」の一点張りだ。何の自覚症状もなかったが私はやっぱりレーティングを入れられずにここで死ぬのかとまた思った。

医者の治療はなんとも恐ろしいものだった。尿道を広げてそこにミミズみたいな生き物を3匹入れるのだ。そしてしばらく待つと吐き気がしてきて、食道を上がってきたミミズを口から指で引っ張り出すのだ。これが治療だという。引っ張り出したミミズは、私の体の中で治療の仕事をしたものらしく、硬く灰色になって死んでいる。「尿道をいくら遡ったってせいぜい腎臓で止まるはずで、食道まで来られる道はないはずだ」と思うが、また吐き気がしてきてもう一匹をつまみ出す。3匹目は出てこなかった。

また医者に「これはシリアスな病気なのですか?」となぜかシリアスだけ英語で聞くと、医者は「あ?いや、全然。なんでもないんですよ。」と笑った。

目が覚めて、死なずに済んで心底ほっとした後で、PSAが1200万で人の尿道にミミズまで入れておいて「なんでもない」とはどういうことよ、と可笑しくてしかたがなかった。