丹羽の個性

丹羽がついにやった。オフチャロフロフを破ってベスト8に入ったのだ。

監督に声を出せと言われても出さなかった丹羽が、最後にガッツポーズをしたようだが、あくまで丹羽らしくやってほしい。やる気がないのかと批判されてもまったく気にせず蛙の面に小便というのが丹羽の真骨頂なのだ。

それほどの心臓だからこそオフチャロフのドライブをオールフォアでカウンター(成立するのかそんな戦術!)できるのだ。

今後も声を出せとかガッツポーズをしろとか寝言を言われると思うが、そんなものはガン無視してやってほしい。丹羽が声を出したらそれは超絶カウンターができなくなったときであり、終わりのときなのだ。

テレビ東京のネット配信では、解説者が「丹羽の卓球は6次元卓球だ」と面白いことを言っていた。何が6次元かと言うと、前後左右上下で6次元だそうだ。

これはまいった。左右を2次元分に数えてしまうとは、凄まじい個性である。コロンブスの卵的発想といおうか瓢箪から駒といおうか、馬耳東風といおうか、とにかく驚愕させられた。

丹羽の個性” への 7 件のコメント

  1. テレビ局ではボールのスピード表示をしたりゲームごとのコースの配球割合をデータで示したり、いろいろ工夫しているようですが、ボールのスピード表示はあまり説得力がないように感じますね。
    必ずしもボールの進行方向の最高速度が計測されているとは思えないですし、出されたスピードを見ても、テニスのサーブや野球のピッチャーの投げるボールのほうがずっと速いようなので、卓球の魅力を伝えるデータとしてはちょっと物足りないように感じます。

    1. そうですね。ボールは遅くても距離が近いので、到達時間が速く、テニスや野球と比べて簡単ということはないのですがね。
      いっそのこと、打球から台に弾むまでの時間を0.17秒とか表示するのも良いかもしれませんね。音で判断すれば簡単にできそうですし。

  2. >これはまいった。左右を2次元分に数えてしまうとは、凄まじい個性である。コロンブスの卵的発想といおうか瓢箪から駒といおうか、馬耳東風といおうか、とにかく驚愕させられた。

    まぁ、真正面から貶しても仕方がないのですが、3次元(空間)+時間+ボールの回転で5次元くらいに言って欲しかったですね。これだと、丹羽じゃなくても皆、5次元ですが…。

    それにしても、オフチャロフvs丹羽は良い試合でした。

  3. 日本選手の活躍も楽しみですが、伊藤条太さんがメインの解説者の世界大会がやってこないかと夢見ております。伊藤さんがメイン張るのが卓球界の対外的モラル(?)に反するようなら、卓球人向けに副音声ででも是非。むかしトリビアの泉だあったり、DVDの解説みたいに…。

    1. そうですねえ、私もやりたいです。モラルも守りますし(笑)。
      ぜひともテレビ局へ提案お願いします!

      1. テレ東に、今回の番組の感想に加えてさりげなく猛烈に提案してみます。

        卓球を分かりやすくする昨今の努力はすばらしいんですが、ディープな世界をみせつける(?)のも卓球の魅力を伝えることになると思います(ディープさにも色々あり条太さんのようなディープさとは限りませんが・・・)。将棋などはニコニコ動画でプロの解説をやってますけど、かなりの視聴者は解説されてもあまり分からないレベルと言われたりしますが、それでもディープな世界のすごさは伝わるんじゃないかと。強いて言えば、将棋解説のように(ちょっとしらばっくれた)優秀な聞き手がいるとよいかもしれません。「あのサーブってそんなにとれないもんなんですかねぇ?」「あの人のチキータってやっぱり特別なんですか?」とか。

        長々失礼いたしました。

        1. ありがとうございます。ただ、マニアックさを強調すると、マスを相手にしている彼らは間違いなく拒絶しますので「複雑な卓球をわかりやすく面白く解説する」ということでお願いします。実際、それがもっとも得意なのです。このブログのような調子での解説ではなく、テレビに求められる解説をしますので。

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