一番弟子の戸田から、下の問診表に対する模範回答が送られてきた。
・緊張することがある(はい、時々、いいえ)
という質問に対して
「時々。特にフォア打ちのフォームがあきらかにおかしなオヤジが、回転方向のよくわからないサービスを出してきたとき。」
だそうだ。これで負けた場合、次の質問
・憂鬱で死になくなる(はい、時々、いいえ)
には、当然「はい」だろうな。
一番弟子の戸田から、下の問診表に対する模範回答が送られてきた。
・緊張することがある(はい、時々、いいえ)
という質問に対して
「時々。特にフォア打ちのフォームがあきらかにおかしなオヤジが、回転方向のよくわからないサービスを出してきたとき。」
だそうだ。これで負けた場合、次の質問
・憂鬱で死になくなる(はい、時々、いいえ)
には、当然「はい」だろうな。
下の写真は、人間ドックのときの問診表だ。
このバカ気た質問を見てほしい。
・何かをするとき、いつもより集中して(できた、いつもとかわらなかった、できなかった)
などという質問にどう考えて答えたらよいのだろうか。いつもって、いつのことよ。日常の半分が集中できたら、どっちをいつもにするんだ?こんな質問、本当に真面目に考えたのかと言いたい。
「憂鬱で死にたくなる」という質問もあまりに直接的。これがイエスなら、医者に問診してもらうまでもないではないか。
「緊張したことがある」かどうかも問われているが、試合になれば誰だって緊張する。医者は、試合の回数を知りたいのか?それならそう書け。
「問題を解決できなくて困ったこと」があったかどうかも聞かれているが、どうして人間ドックに来てまで仕事の進み具合を報告しなくてはならないのか。余計なお世話だ。
他にも「いつもより問題があったときに積極的に解決しようとすることができた」などという、何を言っているのかまったく見当がつかないトンチンカンな質問もある。
病気なのはこの問題を作った人だろう。こんな質問をされて腹が立たない人がいたら教えてほしい。人間ドックを受け始めて以来、毎回この質問に答えさせられている。どこからも苦情はないのだろうか。
腹をこわしたついでに思い出した。15年ほど前にイランに旅行をしたとき、生水を飲んではいけないとガイドに言われていたのに、つい氷入りのコーラを飲んでしまった。
その夜から激しい嘔吐と下痢が始まり、翌朝はほとんど瀕死の状態だった。ホテルの人が「吐いているときにはこれが良い」と言ってもってきたのが、どんぶりいっぱいの飲むヨーグルトで、これがなんと塩味。しかも表面にミントの葉が浮いている。気持ちが悪かったが、吐き気に良いといわれて藁をもつかむ思いで全部飲んであっという間に吐いた。正常なときでも吐いたかもしれないほどひどい味だった。
最近妻がアメリカ人に、お腹の調子が悪いというと、「それならこれよ」と、ミント味のクッキーをくれたのだという(もちろん妻はますます気持ち悪くなった)。イランとアメリカではずいぶんと文化が違うはずだが、ミントがこういうことに効くとされている点だけは同じようだ。
そういえばイランで腹を壊したとき、一緒のツアー客のひとりが梅干を出してくれた。ありがたく思って食べようとすると、ホテルの従業員が先に味見をして、予想通りものすごい顔になって「こんなの食ったらダメだ」と言った。そして持ってきたのが例の塩味ミントヨーグルトだったのだ。具合が悪くて可笑しいどころではなかったが、後で思い出して笑おうと思ったものだ。
月曜の朝から下痢が始まり、結局、二日間寝込んでしまった。原因はよくわからないが、同じものを食べている家族がなんともないので、たぶんそういう性質の風邪だろうと思う。
火曜朝の時点で、体重が3kgも減っていたのには驚いた。ついでだからこのまま維持しようと思う。
今朝、会社に行って、ゲイリーにいかにひどい下痢だったかを話すと(今気づいたが駄洒落じゃないぞ)「分かった。ジョウタ、TMIって知ってるか」といわれた。知らないと言うと「そういう話のことをToo much information、つまりTMIというんだ」と言われた。
なるほど。まあ、またひとつ新しい英語を覚えたから良しとしよう。
今月発売号にバリー・ヘイター、通称バリさんのことを書いた。
実は、居酒屋でインタビューをする前に、編集部の練習会にバリさんを招き、練習をしたのだった。バリさんはみんなより1時間ほど遅れてきたが、台につくなり水平度の調整を始めた。あまりに評判どおりの行動に、喜んで写真を撮った。
一番弟子の戸田からはバリさんの卓球について「試合で点をとるために必要な技術以外は何ひとつ身につけていない」究極の実戦的卓球であることを事前に教えてもらっていたが、試合をしたらやはり簡単に負けた。
編集部の渡辺くんや佐藤くんなどはちゃんとバリさんに勝って面目を保っていた。また、偉関絹子さんももちろん勝っていた。
インタビューのとき、奥さんとの馴れ初めも聞いたのだか、バリさんは「私、男女の区別しないんデスよ。いや、ヘンな意味じゃなくてね」と言ったのが可笑しかった。誰もそんな勘違いしないって(笑)。日本語が流暢にもほどがある。
それにしてもバリさんの卓球への執念は深い。卓球への執念の根拠に戦争体験まで持ち出されては、並の選手はとても適わない。
義姉が、ギャラリーGという施設から薦められて、個展を開いている。http://www.gallery-g.jp/news.html
いろんな人たちが入れ替わり立ち替わり現れて、新たな仕事の依頼をされていて「疲れているのに頭が興奮して睡眠薬飲んでもちっとも眠れない状態」だそうだ。
かなりの興奮状態のようだ。
写真の「狆」は「ちん」と読むらしいが、意味はわからない。
ビートルズのマニアの世界をご紹介しよう。私もビートルズマニアだと思うが、上には上がいるもので、もうぜんぜん敵わないマニアたちがこの世界にはいるのだ。
私が尊敬しているビートルズ研究家にマーク・ルイソンという人がいる。この人は本当にすごい。まずこの人、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが初めて出会った日を特定したことで有名になったというのだからなんともはや(笑)。二人が出会ったのは、ある教会のバザーでジョン・レノンが自分のバンドでコンサートをしたときだというのがそれまで分かっていたことだったが、それがいつだったかは長い間、知られていなかった。マーク・ルイソンは、その地域で発行されていた小さなチラシみたいな新聞を丹念に調べ上げることを思いつき、その結果、該当する日が1957年7月6日しかないことを発見した。それ以来、あらゆる資料には、この日が二人が出会った日として公式に採用されるようになった。
彼の書いた本、『レコーディング・セッション』がこれまたすごい。マーク・ルイソンの情熱はビートルズ関係者にも認められており、彼は、残された何百時間というすべての音源を聞くことの許されたビートルズ関係者以外で唯一の人物である。その立場を利用して書いたのがこの本だ。
なんとこの本には、ビートルズがスタジオに入って録音したすべての日の録音内容が克明に記録されている。ただ詳しいだけの記録なら、実はそう面白くもない。ところがこのマーク・ルイソン、抜群に面白く書く才能があるのだ。だから、こんな気が狂ったように詳細なレコーディング記録集でも、とても面白いのだ。しかも驚くような新しい発見に満ちている。名作『ラバー・ソウル』の題名の由来は長い間メンバーも語らず謎とされていたが、これを解明した下りもこの本に記されている。ある曲の演奏の後に、ポール・マッカートニーが他のメンバーに向かって「黒人ミュージシャンがローリングストーンズのミックジャガーのことを偽物のソウルという意味でプラスティック・ソウルとバカにしている」と話していることを発見したのだ。これをもじって『ラバー・ソウル』としたという発見が、これまた彼の仕事なのだ。
まったく素晴らしい、マニア必携の一冊だ。
これはスタジオでのレコーディングだけに関した本だが、マーク・ルイソンは、この後、ライブやその他の活動を含めた『ビートルズ全記録』という上下2冊の大著も出している(笑)。まったくとんでもない奴である。
昨日の朝、更衣室でヘイステンという人が、足の指が分かれている靴下を履いているのを見た。ヘイステンはこれをtoe socksと言った。toeといえばつま先だとばかり思っていたら、そうではなくて足の指のことだという。
英語では手の指はfingerだが、足の指はtoeであり、fingerとは言わないのを初めて知った。日本語では同じ単語を使うのに英語では別の単語があるというのは他にもあるだろう。
その逆もある。たとえば兄、弟だ。英語では兄はolder brother(年長の兄弟)という説明的な熟語が必要であり、兄を一言で表す言葉はない。年功序列がない文化だから兄と弟を区別する必要がないのだろう。また、日本では水と湯があるが、英語ではどちらもwaterであり、温度の違いを表すためにはhotとかcoldとつけるしかない。
カブトムシは英語でbeetleだが、beetleを辞書で引くと、クワガタだろうがカナブンだろうがああいうのを全部ひっくるめてbeetleなのだからがっかりする。たぶん、マニア以外は昆虫にあまり興味がないのだろう。もっとも日本人だって、もしカブトムシやクワガタといった魅力的な虫がいなくて、カナブンやゲンゴロウばかりだったら、区別する名前をつけずに「甲虫」ですましていたかもしれない。
宮根さんよりだいぶ後に注文したのに、結局、同じ日に届いたので、宮根さん、かなり悔しそうだ。
さっそく聴いてみたが、実感したのは、やはり音楽にとって音質はさほど重要ではないということだ。音は良くなったのだろうが、旧盤と聴き比べるつもりはない。聞き比べなくてはわからないような違いがわかったところでどうだというのだ。声がクリアになったとかベースの音の輪郭がはっきりしたという程度のことは、もともとビートルズの音が持っていた魅力に比べれば小さなことに過ぎない。リマスターではなくてリミックスでもしてくれたというなら買ってやってもいい(もう買ったけどな)。
結局、音質はどうでもよく、あらためてビートルズの曲を聞き込むことになった。解説と付録DVDとボックスのために買ったようなものだが、まあ、それでいい。それにしても、この会社にいる日本人14人のうち、2人も買ったのだから売れるわけだ。
ついでに、ビートルズ初心者であるアキラくん用にベスト盤CDを作って宮根さんに披露すると、宮根さんも別のベスト盤を作る意気込みだ。どちらがアキラくんの気持ちを動かすか勝負だ。二人で若いアキラくんを取り合っているような気分だ。