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「待つわ」

昔、あみんという女性デュオがヒットさせた「待つわ」という曲があるのだが、私はこれが大嫌いである。といっても、この曲に罪はない。嫌いな原因は、私の特殊な体験にあるのだ。
この曲がヒットしていたころ、知人の女性から手紙をもらった。そのころは電子メールなどないから、電話以外の連絡は手紙だったのだ。その手紙は、普通の世間話の内容だったのだが、後半に、何の説明もなくこの曲の歌詞が書かれていたのだ。ところが私はそのとき、あまりテレビを見ないせいか、この曲をまったく知らなかったのだ。それで、私はこの歌詞をその知人の素の言葉として読んでしまったのだ。そのときの私の驚愕を想像してほしい。以下が「待つわ」の歌詞で、そのときの私の思いが括弧の中に書いてある。

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可愛いふりしてあの子わりとやるもんだねと 言われ続けたあの頃 生きるのが辛かった
(はあーっ?言われてないだろそんなこと。誰も言ってない言ってない!)
行ったり来たりすれ違い あなたと私の恋
(なっ・・行ったり来たりしてないだろ!あなたと私の恋って・・えーっ?)
いつかどこかで 結ばれるってことは永遠の夢
(む、結ばれるってアナタ・・・・・)
青く広いこの空 誰のものでもないわ 風に一片の雲 流して流されて
(なんだか知らないけど他の話になったようだな。その調子でいってくれ)
私待つわ いつまでも待つわ たとえあなたが振り向いてくれなくても
(おま、どうしたんだ一体?なんでそんなに唐突に・・・・)
待つわ いつまでも待つわ 他の誰かにあなたがふられる日まで
(だあーっ、余計なお世話だっ!俺はしょっちゅう振られてるけど、それとこれとは関係ねえっ!)
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という感じで、私は腰を抜かさんばかりに驚いたのだった。その後、これが歌の歌詞であり、知人はただその曲を気にいっていたので書いただけだということが分かった。しかしそのときの私の驚きというか不安は今でもその曲を聞くと思い出され、それがこの曲の印象になっているのだ。
そういうわけで嫌いなはずなのに、今もときどきこの曲が頭の中で鳴る。いろんな意味でインパクトのある曲だということだろう。さすがに一時代を築いただけの曲である。

交差歩

少し前、スポーツ界で活躍する日本人が、外国語を駆使していることを紹介するテレビ番組があった。

そこに石川佳純が出ていて、中国人のコーチがいるために中国語に堪能であると紹介された。中国では卓球の技術が日本より細かく言葉にされているので、卓球の技術を論じるときには便利なのだという。そこまではいいのだが、その例として「交差歩」と出たのには笑った。

「日本語では“足を交差させて飛びつくフットワーク”と言わなければならないのに中国語だと“交差歩”の一言で済む」と解説されていた。誰が“足を交差させて飛びつくフットワーク”なんて言ってるよ(笑)。交差歩はもとは中国から来た言葉かもしれないが、日本の卓球界でも60年代からとっくに使っている。視聴者に意味がわかりやすいからといって、ろくに調べもしないで適当に作ったのだろう。

もしかするとカスミンがディレクターに聞かれてそう言ったのかもしれないが、カスミンは特殊な環境にいたためかもしれないし、他人の言葉づかいなど興味がないだろうし、なにより私は彼女をこんなクドイ話に巻き込むつもりはないのだ(自分で取り上げておいてなんだが)。

とにかく、確認しなかったディレクターが悪いことに決まった。

マンガ論

全日本のときには親戚の家に泊まった。
そこで、久しぶりに会うおじちゃんとおばちゃんとゆっくりと話し合った。

私の小さい頃の話になり「条太ちゃんはマンガ家になりたかったのよねえ」と言われた。それでマンガの話になった。私が吉田戦車と高校の同級生である話が出たので「おばちゃんが読んでも面白くないですよ」と言った。なにしろそのおばちゃんは亡くなった祖父の妹であり、80歳を過ぎているのだ。

それで彼女が「最近のマンガは全然面白くない」と言う。「面白かった昔のマンガってたとえば何ですか」と聞くと「のらくろ」だそうだ。

不条理マンガどころか、戦前のマンガである。山上たつひこも赤塚不二夫も手塚治虫さえもすっとばしての話である。面白いも面白くないも、そもそもマンガを読まない人なのだから無理もない。

病み上がりの荘則棟?

編集部の速報に、私のレーティング普及活動の様子が載っていたので、その写真を借りた。
今野さんいわく「病み上がりの荘則棟みたい」だそうだ。荘則棟といえば60年代に世界選手権で3連覇した伝説の選手だ。嬉しいような嬉しくないような。

とりあえず比べて見た。

田丸さん再来

昨日に続き、田丸さんが来訪した。

今度は自作の冊子を手にしている。中を見ると、例によってワープロ(パソコンではない)と手作業の切り貼りによる、取り返しのつかない労力を注ぎ込んだ冊子である。おそらくこれを理解できる人は田丸さんの他には世界に何人もいないだろう。その意味でのみ、アインシュタインの相対性理論を彷彿とさせる卓球理論である。

ダブルスの秘策

浅川君から、ダブルスの秘策の提案があった。

今、女子の準々決勝が行われているのだが、なんとサービスのときのサインが会場のスクリーンに映し出されているのだ。レシーバーは相手など見ずに、スクリーンを見れば相手のサーブの種類がわかることになる。

というわけで、レシーバーはぜひとも視線を90度ズラすべきだろう。その間にボールが来ても責任はとれないぞ。

大丈夫か浅川!

エース、田丸さん登場!

我らがエース、田丸諭さんがブースにお見えになった。

レーティング選手登録をお願いしたのだが、メールもパソコンもできませんとのことで、レーティングどころか卓球にすら関係のない最近買ったという3冊の本の説明をされ、怪しげなDVDを1枚置いて去っていった。

講習会の受講回数は増え続けているという。さすがだ。

卓将さんご来場

テレビなどでおなじみの新井卓将さんがご来場し、教え子さんたちをレーティング選手登録していただいた。
http://www.tacshow.net/

新井さんは卓球王国で「チョイモテ!オモシロテクニック」という連載で目も当てられない奇妙な打法を披露しているのだが、本人いわく「全然モテません」とのことだ。実際、その連載で披露される打法の「モテ度」が編集部から5段階で評価されているのだが、星が3つ以上ついたためしがないのだという。根本的に矛盾した企画になっているところがさすがに卓球王国である。

仁禮さん登場

レーティングのブースに卓球映像作家の仁禮さんが登場し、問題の金擇洙のラケットを見せてくれた。

気になったのは、裏面の指が当たるところのコルクが一度正方形に切り取られて再度はめ込まれていることだ。これはこのラケットだけではなくて、彼らのラケットはどれもこうなのだという。いったいどういう効果があるのだろうか。なんかズルいものが埋め込まれていたりして。

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