消えた

昨日のウミガメは消えていた。

掃除されたか、欲しい人が持ち帰ったか、イタズラの人が他の場所に移したかだろう。

夕焼け

夕焼けがきれいだったので写真を撮った。

津波で亡くなった人たちはこの夕焼けを見ることができないんだなと思った。しかし津波も夕焼けも自然現象であり、それを恐れたり美しがったりするのは我々の勝手であり、自然の方では何の意図も意味もない。

ただただ無情である。

ウミガメ

会社帰りに自転車を走らせていたら、歩道にウミガメがいた。

いくら海が近くだとはいえ、こんなことは初めてだ。地震か猛暑か大雨かなにかの関係なのだろう。ちょっと怖かったがつっついてみると死んでいた。

もしかすると誰かがいたずらで置いた剥製かもしれない。明日もう一度行ってひっくり返してみようと思う。

岸川が荻村杯優勝!

携帯電話に岸川優勝のニュースが載っていたので、仕事中だったが液晶画面に背景が反射しないよう机の下に入って撮影をした。机の下に入ったのは地震以来だ。

おめでとう岸川。

『ソイッシュ』の行方はいかに

先日、職場で『ソイッシュ』という新しい清涼飲料水が宣伝として配られた。

飲んだ人の感想は全員が「まずい」とのことだ。私も飲んだが確かに美味いとは言いがたい。しかし、これは油断のならない商品だと思っている。その理由は、これが他ならぬ大塚製薬の商品だからだ。

ご存知のように、清涼飲料水業界は商品の入れ替わりが激しい。各メーカーがほとんど毎年のように(いや、年に複数回か)前とどこがちがうのかわからないような新商品を出しては、消えていく。メーカーにしてみれば、好きでそんなことをしているわけがない。そうしないと売れないから新しい商品を出すのだ。同じ商品で何年も売れ続けるならその方が良いに決まっている。たとえばコカコーラやペプシコーラのようなポジションを得られたらどんなに楽だろうか。

さて、そういう観点で大塚製薬の製品をみると『オロナミンC』『ポカリスウェット』『ファイブミニ』『カロリーメイト』『ミロ』と、ロングセラー商品が異常に多いことがわかる。だがポカリスウェットなど、出したときの人々の反応は散々なものだった。まずくて飲めなかったのだ。ところが「吸収力が早い」という効能のためか大衆はいつしかその味も好むようになり、今ではスポーツドリンクは業界の一大分野にまで成長している。コカコーラも最初は風邪薬として売られて同じ道を辿ったが、こういう、大衆の好みを教育してしまうような製品を出してしまうのが大塚製薬という会社なのだ。

この、豆乳にヨーグルト風味をつけて炭酸を入れるという異常な配合の『ソイッシュ』も、そういうつもりで発売したことは疑いがない。瓶の色からしてただごとではない雰囲気をかもし出している。ちなみに「ソイ」とは英語圏で大豆をさす「ソイビーンズ」からきているが、これは日本の醤油(しょうゆ)を英語圏で「ソイソース」ということからきている逆輸入による言葉だ。「ソイ」とは「ショウユ」の訛りなのだ。

果たしてこの商品が受け入れられるのかどうか、楽しみだ。

『ふるさと』最後の飲み会

今日もまた、他の工場から復興の手伝いに来てくれた人たちの慰労会だった。
今日の飲み会には別の意味もあった。35年間営業をしていた『ふるさと』が今週で店舗を移転するのだ。2メートルもの津波が来て壊滅した店舗を、リフォームして使えるようにしたのだが、この飲み屋街の他の店が復興をあきらめたため、飲み屋街ごと取り壊されることになったのだ。

だから今日は我々にとってこの店での最後の飲み会である。

マスターにもご苦労様と労をねぎらったのだが、女性の体を触るなどして、まったく油断もスキもないのであった。

『世界名作童話集』『日本古典文学全集』

さらにこういうのもあった。

ちなみに、どの冊子も絵はほとんど私が描いている。雑誌や本に対する情熱があったのかといえばそうでもなく、とにかく悪ふざけをしたかっただけなのだ。だから真面目な本を読んだり書いたりすることには興味がなかった。

『体験実話特集』

同じく、中学校時代に作った小冊子が見つかった。
青年団か何かの催しで、ノート1枚に切り込みを入れて折ると8ページの小冊子が出来ることを教えられたので、おふざけの小冊子を作ることを思い立った。それで、友人と二人で10冊になるまで作ったのだ。

昭和52年とあるので、今から34年前である。さすがに紙が黄ばんでいるが、ペンや色鉛筆の色が意外と鮮やかである。

内容は体験も実話もなく、すべてクラスメートを題材にした内輪のギャグばかりで、ここで紹介できるようなものは何一つない。こんなことをやっていたこと自体を笑っていただければと思う。

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