さすがドイツ

一晃さんがネット検索してくれて、ドイツの小便器を紹介しているサイトを見つけてくれた。なんと小便器にサッカーゴールが備え付けられているのだ。さすがドイツ。この調子なら、卓球台とか、コックなら料理、医者なら臓器と、いくらでも応用ができそうである。

http://relakus.exblog.jp/2425406/

サッカーゴールの位置が「しぶき」の観点から適切ではないように思えるが、もはや効果よりも「楽しみ」を優先させているのだろう。
それにしても、この小便をかけられるために作られたサッカーゴール、小便によってどれだけ汚れるのかと余計なことを想像してしまってさすがに気持ちが悪くなる。『サイエンスチャンネル』で、リン(P)という元素がどのようにして発見されたかを見たが、中世の錬金術師が小便を煮詰めて煮詰めて底に溜まった光る物質がリンだったのだという。サッカーゴールもリンだらけになるのだろうな。そういえば、村上力さんの知人が、まだ世の中にアンチラバーというものがなかったときに、それを自作するために普通のラバーを小便で煮てみたと言っていた。中世の錬金術師と同じことをしているのだ。まったく信じられない執念だ。

さて、小便といえば前から気になっていることがある。それは、映画やドラマで男性が小便をする場面の不自然さである。決まって体全体を上下に揺する動作をして小便が終わる様子を表現するのだが、そんなことをする男性は少数派である。「男性は体をゆすって雫を切る」と思い込んでいる女性は、考え直してもらいたい。手で振ればすむものをどうして膝の関節まで使って振る必要があるのか。卓球じゃあるまいし。「俺は手で持ってないから体ゆするぜ」という人がいたら、それこそ大問題である。そういう奴が小便器を外して床に放滴したりするのだ。威張っていないで、大至急考えをあらためてもらいたい。

製作者だって、まさかその作品で”小便の終わり”を表現したいわけではあるまいに、どうして判で押したようにそういう演出をするのだろう。ひどいのになると、上半身全体を反らしてチャックを上げたりする。そういういかにも茶番な大げさな場面を見るたびに「ああ、またやってる」と恥ずかしいようないたたまれない気持になるのである。

郁美さん(8/18参照)から「スタンはアメリカ人だけどあんこが大好きです」とメールが来た。すいません、例外はあるのですね。もしかして小便についても、全員が体ゆすりをする地域があるのかもしれません。