郊外の風景

ドーサンから遠出をするとき、ふと車窓から郊外の風景を見ると、なかなか味わい深いものが見える。そのひとつがトレーラハウスだ。トレーラーハウスというのは、長方形の住居で、タイヤがついていてトラックで運ばれてきたものだ。そう考えると、なにかキャンピングカーのようなものを思い浮かべるかもしれないが、そうではなくて、これは貧しい人たち用の低価格の住居なのだ。移動を目的としているわけではなく、製造、設置までの簡便さのためだけにタイヤがついているのだ。電気も水道も下水も通っているらしい。低価格といっても家なので、300万円ぐらいはするのだろうがよく知らない。トレーラーハウスに住んでいる知り合いは一人もいないが、内部がどんな感じになっているのか、いつか見たいものだ。

また、以前、警官がレストランや自宅に帰るのにパトカーをそのまま使うことを紹介したが(10/30参照)、なんとスクールバスもなのだ。ドーサンに限らず、町の郊外に行くと、ときどき普通の民家の庭にスクールバスが停めてあるのをよく見かける。最初は、たまたま迎えに来たのかと思ったが、通るたびに同じ家の前にあるのでネットで調べてみたら、アメリカでは運転手が自宅にバスを持ち帰ることは普通なのだと書いてあった。

スクールバスについては、日本にはない交通ルールがある。スクールバスの上には降乗車中に光るランプがついているのだが、このランプが点灯中は、バスに向かって走っている車は対向車も含めてすべて停車しなくてはならないのだ。なかなかよいルールだと思う。