ペンサコーラ卓球クラブ

昨年の春、ペンサコーラというところに卓球をしにいって帰りにスピード違反でつかまった話は何度も書いた。そのときのようすが下の写真だ。クラブの中心人物は左端のJJという人なのだが(もちろんこれはあだ名なのだが、どこでもそう名乗るので本名は知らない)この人、とても過激な人で、練習でもいきなりバックハンドスマッシュをオールコートにぶっぱなすのだ。試合になるとなんだか憑かれたように打ってくる(全部入ったら世界チャンピオンだ)。後で聞くとこの人は、空軍の戦闘機のパイロットをやっていた人で、F16に乗っていたそうだ。それじゃ過激なはずだ。目つきもなんか怖い。

一方、右端の人はデイブといって根はいい人らしいのだが、いつも不機嫌な顔をしている。練習中も試合中も試合後もいつでも怒ったような顔で、あまり話さない。この写真でも見事に「笑ってない」。先日の大会で当たったのだが、そのとき、転がったボールが誰かのバッグに入っているのを見つけたときに初めて彼の笑った顔を見た。試合は私が勝ったのだが、試合後の握手のときに握手のかわりに拳を突き出された。悔しいのだ。本当に優しいのだろうか。この人も軍に勤めているという。

この人たちが日帰りでドーサンまで練習に来るわけだが、短気な人たちなので、3時間のところをぶっ飛ばして2時間くらいで来るんだろう。

会場にはトロフィーがおいてあったが、どいつもこいつも不思議なくらいフォームが悪い(ぜんぶ同じ像だが)。こんな悪いフォームを大勢ならべていったい何をしようというのかという気分だ。トロフィー製作者が卓球に興味がないのだ。ラケット持たせて大げさな格好させればいいと思ったのだろう。卓球をやっている人なら、このフォームのどこが悪いか言えるようにしたいものだ。

関係ないが、急に日本に荷物を送らなくてはならなくなった今朝、デビッドが「条太、NASAに電話してスペースシャトルで送ってもらったらいくらかかるか聞いてみろ。仙台上空でパラシュートで落としてもらえばいい」と言った。デビッドは、こういうことをわざとまじめぶって眉間にシワをよせて顔をかしげて言うのだ。困るなあこういうジョーク。