アニストン・オープン その2

アニストンへの行き帰りに、何度か食事をしたのだが、マクドナルド以外には一度も入らなかった。他にもファーストフード店はバーガーキング、チェッカーズ、アービス、ハーディスとたくさんあるのに、この人たちはマクドナルドが大好きなのだ。しかも昨年アニストンに行ったときとまったく同じ店だという。

そういえば、初めてチャックと待ち合わせをしたのもマクドナルドの駐車場だった。ウォレンが電話でマクドナルドと言っていたのだが、どう聞いても「モッドーノー」としか聞こえず何を言っているのかさっぱりわからなかったものだ。このあたりの人は口をあまり開けないんだかなんだかわからないが、とにかくこういう訛り方をしているのだ。ドーサンには、町を取り囲むように円状の道路が走っていて、通常これをサークルと呼んでいるのだが、これもウォレンが電話で言うのを聞くと「ソーコー」としか聞こえない。しきりに「お前、ソーコー知ってるだろ?その近くのモッドーノーの駐車場に来い」といわれて本当に困ったものだ。

話がそれた。まず1日め、2時ころに昼食にマックに入った。マックにはいろいろと趣向を凝らしたハンバーガーがあったのだが、チャックもウォレンも迷わずオーソドックスなチーズバーガーだけを頼んだ。私がプレミアムチキンバーガーを一つ食べ終わる前にウォレンはチーズバーガーを3個、チャックは2個を平らげた。チャックは2時間前に食事をしてきたばかりだと言う。私が驚いていると、「なんでそんなにゆっくり食べるんだ?」と言った。

夕食もマックだったのだが、ウォレンはダイエットのためにチーズバーガーを2個だけにしたと言ってウインクをした。チャックはチーズバーガーを2個。

翌日の夕食ももちろんマック。ウォレンもチャックもやはりチーズバーガーを2個づつ食べ、カップにコーラをなみなみと注いで店を出た。やはり日本にはいないよなあ、こういう人たち。