ミシュラン製のラケット

卓球王国7月号に書いたミシュラン製のラケットを紹介しよう。

ミシュランといえば、フランスの一流タイヤメーカーだが、そのミシュランが何を考えてか卓球のラケットを作ったという。彼らの技術の粋を尽くして『エア・ドライバー・システム(ADS)』というのを開発したそうだが、ただラケット表面にイボのかわりに穴が開いているだけだ。いかにもインチキくさい原理図が描いてある。なにがADSなんだか。

だいいち、卓球のラケットはその材料の重量の85%以上が木材とルールで決まっているのに、このラケット、ゴムとプラスチックだけでできているので、問答無用のルール違反なのだ。技術の粋を尽くしていったい何をやっているのか。

もちろん、打球してみてもぜんぜん弾まないし回転もかからない、まごうことなきクソラケットだ。500円のラバー付きラケットよりひどい。このラケットを使って試合に勝つ方法があるとすれば、それは相手に使わせることぐらいだろう。グリップまでゴム製なので手がベタベタして気持ちが悪いことこの上ない。パッケージを見ると、2006年のデザイン賞を受賞したとあり、フランスの生んだ世界チャンピオン、ジャン・フィリップ・ガシアンのサインなどしてある。正気かこいつら。

ルール違反をしてまでクソラケットをつくる、これが本当にこれがあのミシュランの仕業なのだろうか。