握りっ屁

昼食のときにマイクが、「面白い映像があるので見ろ」と送ってくれた。

話しているのが英語ではないので、どこかヨーロッパの映像だと思うが、彼らも握りっ屁をやるのを知り、楽しくなった。

握りっ屁で一番に思い出すのは、高校の同級生で、三年間隣の席だった小原だ(クラス替えどころか席替えすらなかったので、卓球部以外の友達は、この男と斜め後ろの男しかいない)。小原はときどき握りっ屁をやっていたが、あるとき、前の席に座っていた男の背中に尻を当てて屁をした。その卓越したアイディアに感心したものだったが、かけられた男が被害妄想ぎみで「背中に屁をかけられた」とたかが屁に異常な騒ぎ方をしていたのが可笑しかった。