超常現象

先日、左足の甲がやけに痛いので、もしかして虫にでも噛まれたのではないかと思い、靴下を脱いで見てみた。

一瞬、靴下の繊維がついたのか、またはアメンボみたいな虫がくっついているのかと思ったが、なんと自分の毛だった。毛どうしが結ばれているのだ。こんな不思議なことがあろうか。おそらく、靴下とこすれているうちに毛同士がお互いに絡み合ってよれてしまったのだろう。痛いわけだ。

私は洗面所から櫛をもってきて、「いててて」と言いながら足の甲の毛をとかしたのだった。

自然によれて人工的な形になってしまうといえば、イギリスのミステリーサークルを思い出した。これは人間がイタズラで作っていることが分かる前は、真剣に研究している人たちがいた。その人たちは、麦の倒れ方が自然ではあり得ない形に編まれていることを、イタズラではない証拠としていた。しかし、現実は、板を使って足で踏んで麦を倒すと自然にそのような形に倒れるだけのことだったのだ。その研究者も、考えてばかりいないで自分で試してみればすぐに分かっただろうに。イタズラをした犯人たちはさぞ可笑しかったことだろう。

http://www.nazotoki.com/crop_circle.html