子供の暴力行為 過去最多

何日か前のヤフーのニュースで、「小中高生の暴力行為が過去最多を記録した」と書かれていた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000034-maip-soci

近頃の異常な犯罪事件などを見ると、さもありなん、子供がオカしくなっていると不安になる。しかし、これはいつものマスコミの印象操作なのだ。ためしに記事のもとになった文部科学省の発表を見ると、たしかに暴力行為は過去最多だが、いじめ、不登校児、自殺件数はいずれも減少し続けている。http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/11/08111707.htm

しかしニュースの見出しは「暴力行為が過去最多」だ。その方が読者の不安をかき立てて興味をそそるからだ。こういう結果が出ると次には「ゲームの影響」だとか「ネットの影響」などの可能性をならべて警鐘を鳴らすのがお決まりのパターンだ。それなら、ゲームやネットの影響で自殺やいじめが減ったという説も対等に論じられなくてはならないし、性風俗の氾濫によって性犯罪が減ったとする説も論じられるべきだろう。

ちなみに、このサイトには載っていないが、青少年の凶悪犯罪は、戦後一貫して減り続けている。子供どうしがとっ組み合いの喧嘩をし、人と人とのつながりが今よりもずっと密だった昭和30年代は、現在の何倍もの青少年の凶悪犯罪があったのだ(たしかに今の50代の人たちの気の荒さはただごとではない)。http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Satujin.htm
しかしそれは話題に上ることはない。「現代は何かが狂っている」と煽り立てた方が面白いからだ。こうして大衆は踊らされているのだ。