40mmボール

もう8年も前のことになってしまったが、卓球のボールの直径が38mmから40mmになったときのことだ。

「40mmになるとボールが遅くなるので、ラリーが続き、これまでよりも体力の重要性が高まる」と言われた。それは本当かもしれない。しかし、そういう人たちが、もしこれから直径が再度38mmに戻ると言われたらなんと言うだろうか。先の意見がきちんと論理立てて考えられたことなら「38mmになるとボールが速くなってラリーがあまり続かなくなるので、体力の重要性は低くなる」と言わなくてはならない。

しかし本当にそう言うだろうか。「38mmになるとボールのスピードが速くなるのでそれに対応するより激しい動きが必要になるため、より体力の重要性が高まる」と言うような気がしてならない。社会学と同じで、こういうものは、いくらでも好きな結論を導くことができてしまうのだ。慎重に考えなくてはならない。もっとも、この程度のことを誤解したところで何の不利益もないわけだが。