自傷行為

自傷行為といっても、精神病のことではない。昔から間抜けな動作で怪我をすることがあるのだ。

ランニングをしているときに、なぜだか右手の親指が目に入ったり、力を入れて頭を洗っているときに指が頭蓋骨の目玉の穴に滑り込んだりと、いろいろある。あるときなど、急いで部屋を出るときに、後手で思いっきりドアを閉めようとしたら、まだ部屋の外に出ておらず、顔をドアにしこたまぶつけた。どれもこれもとても痛い。

一昨日の明け方のことだ。夢の中でネズミを見つけて右足で思いっきり蹴ったのだが、激痛で目が覚めた。壁に足の裏をつけるようにして寝ていて、そのまま蹴り上げたものだから、窓枠の出っ張ったところに右足の親指を思いっきりぶつけ、つめが全部剥がれてしまった。あとで窓枠のところを見ると、キズと血がついていたのがなんだか可笑しい。もちろんとても痛いが、我慢できないほどでもないし、小指を詰めるヤクザのことを思えばなんでもないだろう。

それで、一昨日からびっこをひいて歩いている。もし卓球選手だったら、到底試合はできない。こんなことで試合をできなくなったのでは悔やまれる。くれぐれも卓球選手は夢の中で何かを蹴ったり叩いたり飛び降りたいしないようにしてほしい。また、固いものの近くで寝ないようにしてほしいものだ。