ゲームの悪影響

よく子供に対するゲームの悪影響ということが論じられる。ゲーム脳などというのはただのエセ科学だから論外だが、それにしてもゲームの中で人をぶん殴ったり銃で撃ち殺したりするわけだから、我が子がやっているのを見ると不愉快に感じるし、心配になる。

しかしこれはマンガでも同じことだし、その前は映画、さらに小説が登場したときですら同様の理由で悪影響が論じられたが、特に人類の頭がおかしくなっているようにも思えないので、結局そんなに影響はないのだ。そもそも青少年の凶悪犯罪は戦前に比べて激減しているのだから、むしろこういうことは犯罪抑止力になっている可能性の方が高い。

そうは分っているが、ひどいゲームをしているのを見ると、心配になる。それでときどき子供たちに顔を近づけて「こんなゲームしてるとさ、ときどき本当に人、殺してみたくなるよねー?」「ならないよ」「でも、ときどきやってみたくなるんでしょ?」「なるわけないでしょ」などというやり取りをしているが、なかなかしぶとい奴らだ。

今後もしつこく続けようと思う。そのうち俺が殺られたりして。